TIFでは「これがアイドルが見てた景色か!」と思った
――最終審査で落ちてしまった17人で1年間「FINALIST」として活動し、昨年10月に「Rain Tree」としてデビューが決まりました。おふたりにとってこの1年間はどんな1年でしたか?
新野:色々な思い出がありますが、TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL 2024)にでれた事が1番の思い出ですね。まさかデビュー前に秋元先生から曲をいただき、TIFにでれるなんて思っていなかったので、そのお知らせを聞いた時はとっても嬉しかったです。その時にいただいた楽曲は『命しか捧げるものがない』。当時の思うようにいかない悔しい気持ちや、デビューしたいという強い想いが込められているように感じました。
FINALISTとしては最初で最後の楽曲になったので、それを形に残す事ができたのも良かったと思いますし、またファンの方の前で披露する日が来た時は、エモい気持ちになって涙が込み上げてきそうだなって思ってます。1年間を通して、中々デビューができず辛くて不安な日々が続きましたが、メンバーの支えがあったから頑張れました。そんなメンバーをこれからもずっと大切に、切磋琢磨して頑張っていきたいです。
仲俣:わたしも、1年間の活動で1番印象的な景色がTIFでのステージです。17人で初めてステージで歌って踊った瞬間。“これがアイドルか! これをやりたかった!”と思い、感動しました。
――1月29日にリリースされた1stデジタルシングル『I L U』では、表題曲を新野さん、そしてカップリング曲『僕のオーロラ』を仲俣さんが歌っています。ここでも、セレクション制ということで、少し残酷な面が見えますが、そのあたりはいかがですか?
仲俣:たしかに、メインメンバーに入れなかった悔しさ、次は入りたい、という気持ちはあるんです。でも今は『僕のオーロラ』が本当にいい曲なので、それを聞いてもらいたい、このいい曲をどんなふうに表現したら、もっと多くの人に伝わるだろう、という気持ちでいます。
自分が思うのは、歌詞にも出てくるんですけど、「オーロラ」をそれぞれみなさんが届きそうで届かないもの、に置き換えて聞くと、より深く聞くことができるんじゃないかって。『僕のオーロラ』歌唱メンバーにとっては、それが「セレクション」だったり「キラキラしたアイドル」だったりするんだと思うんですけど、メンバーそれぞれ気持ちを込めて歌っているので、ぜひ聞いてみてほしいです。
――すごくよく伝わってきました。ありがとうございます。新野さんも横で頷いてましたが。
新野:仲俣美希のいいところが凄く出てたなって思って、誇らしい気持ちです(笑)。『I L U』については、こういう感じの曲でデビューするんだ、って驚いたのが第一印象でした。『命しか捧げるものがない』とはまた違った自分を見せられるな、と思ったのと、歌詞が甘酸っぱい恋心を歌っているので、デビューしたての私たちのフレッシュな感じにもリンクしているな、って。デビュー曲にふさわしい曲をいただけたな、と思っています。
レコーディングでは、歌入れのトップバッターが自分だったので“音程をしっかり取らないとな”というのは頭にありつつ、いただいてからずっと練習していたので、技術面では不安はなく、むしろ、自分の楽しい気持ちや、可愛らしい所が出るといいなと思って歌いました。
冠番組でおにぎりを握りたい?
――正直、メインメンバーに入ったメンバーと、入れなかったメンバーで溝があったらどうしよう、と思って取材に挑んだんですが、そんな自分を叱りたいくらい、メンバーの結束の強さを感じました。
仲俣:いやいや、叱らないでください(笑)。でも、メンバーの結束は強いです。
――素晴らしい! メンバー皆さんでは、「17人で東京ドーム公演」という目標があると思うのですが、2025年のおふたり、個人の目標をお聞かせください。
仲俣:まず、グループとしては、公式SNSのフォロワーの数をもっと増やしたいです。やはり、フォロワーが増えることで、リリイベなどの動きもチェックしてもらえると思うので。あと、個人的には、昨年からラジオのお仕事をレギュラーでやらせていただいているんですが、個人の仕事にもどんどん挑戦したいですね。もともと、喋るのが好きで、声のお仕事もしたかったから、ラジオのレギュラーは嬉しかったですし、バラエティ番組にも出てみたいです。Rain Treeの知名度を上げるために、個人でも頑張りたいですね。
新野:私は、Rain Treeとしては冠番組を目標に頑張りたい。というのも、私も小学生の頃からずっとアイドルが好きで、特にそのアイドルにはまったきっかけがAKB48さんだったんですけど、もうその当時からもうそのバラエティにたくさん出ていたし、『AKBINGO!』とか、毎週楽しみに見ていたんで、Rain Treeもそういう番組をいただけるように頑張りたいです。2025年はより多くの人にRain Treeを知っていただく年にしたいですね。
――素晴らしいですね。セレクション最終審査の自己PRでは、仲俣さんは太鼓を叩きながら、新野さんはおにぎりを握りながらを自己PRをされてましたが、そういう特技も、もっと皆さんの目に触れるようになったらいいですね。
仲俣:たしかに!(笑)
新野:おにぎりを握れるチャンスがないか、常に伺おうと思います(笑)。
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配信URL:lnk.to/TJnGk03u
〇Rain Tree(レインツリー)オフィシャルサイト
シングルごとに表題曲を歌うメンバーが選抜される「セレクション制」を導入しており、楽曲ごとに異なる魅力を発揮するのが特徴。2024年1月に1stデジタルシングル『I L U』をリリースし、メジャーデビューを果たした。
X(旧Twitter):@Rain Tree_RT、Instagram:@Rain Tree_rt、YouTube:『Rain Tree(レインツリー)』公式 YouTube
仲俣美希 公式プロフィール
新野楓果 公式プロフィール