“知識”を身につけた未来のわたしから一言二言
知っている人からすると、ちゃんちゃらおかしい話かもしれませんが、
プロテイン=タンパク質
と言うことを、私はこの時まで全く知らなかった。
読者様の中にも、私と同じ人はいないでしょうか?
私はこの時まで完全にプロテインを運動と結びつけていて、
運動後に飲む飲み物と勝手に決めつけていた。
なんならプロテインは、筋肉ムキムキの人が飲むお薬みたいな勢いで思っていたし、
飲んだらムキムキになるのではないか、と本気で思っていた。
プロテインはそんなやべー粉だと思っていたのだ。
でも、プロテインはそんな魔法の粉というわけでは全くない。
プロテインは簡単に言えばタンパク質の塊。
魔法の粉でもやべー粉でも何でもなく、ただのタンパク質の粉なんです。
タンパク質はお肉や魚に多く含まれている。
例えば赤身のマグロ100gは115kcalで、タンパク質は約23g含まれている。
プロテイン一杯(25g)は100kcal前後で、タンパク質は20gほど含まれている。(物によって違いはあります)
マグロもお肉も別に運動後じゃなくても食べる。
だからプロテインも当然、運動後じゃなくても飲んでO Kです。
そもそも運動後ですら、ちゃんと食事をレコーディングで管理していて意識的にタンパク質を取れているなら、プロテインなんて飲む必要はない。
1日の食事でしっかりタンパク質を取れているなら、運動したってプロテインなんて飲まなくても良いんです。
ではなぜ運動している人が、運動後にプロテインを飲むのか。
それは、プロテインがお肉や魚よりも吸収が早いからです。
例えば、ちゃんと筋肉をつけたいという人なら、激しい運動をした後、迅速にタンパク質を体に吸収する方がいい。そんな時はプロテインが有用。
でも間違えてはいけないのは、プロテインには吸収の早いものから遅いものまで種類があること。早く吸収させたいなら、例えばホエイプロテインというものを選ぶ必要がある。
擬態ガトーショコラで使ったソイプロテインは、吸収が遅いので、運動後に早く体にタンパク質を補給したい、という目的での摂取はお勧めできない。
わーーー!!! なんか話がややこしくなってきて、脳みそ筋肉に侵されてんのか! って気分になりますよね?
つまり、何が言いたいかというと、
ガチのマジで筋トレとかスポーツとかやってない限り、筋トレや運動をしたからって必ずしもプロテインを飲まなければいけないなんてことは一切ないってことです。
それでも、ダイエットをしている人にはプロテインは超おすすめ。
「……いやいや、言うてること違いますやん」
とお思いかもしれません。
が、プロテインがおすすめなのは、運動をするからとか吸収が早いからとかそういう理由ではなく、おすすめしている理由は一つ。
甘くて美味しいから!!
です。(もちろん物によっては微妙なものもあるし、好みも人それぞれなので、Googleなどでオススメを調べて、色々試してみてほしい)
カロリーを管理していると、どうしても甘いものを、たーーくさんたーーーくさん食べるのはなかなか難しい。カロリーが高かったり、脂質が多かったりで。
食べれはするものの、バカ喰いはやっぱり避けたい。
そんな時に、プロテインが役に立ってくれる。
プロテインは低脂質で高タンパクで低カロリー。
健康の面から見ても、タンパク質はだいたい1日体重×1gくらいは摂取していい。(体重50キロなら、1日のタンパク質量は50gくらい)
でも取りすぎも肝臓とかに負担をかけるため良くないので、焼肉とか行く日は飲まなくて全然O Kです。
ダイエットをするなら、プロテインは筋肉をつけるために飲むものと捉えるのではなく、甘いもの欲を都合よく満たすために使うと考える方がいいと、私は思っています。
(第15話につづく……2025年4月3日公開予定)
※本記事は、WANI BOOKOUTにて公開された記事を再掲載したものです。