“知識”を身につけた未来のわたしから一言二言
出ました停滞期。
ほんと、ダイエットって止まるんですよね……。
10キロ以上のダイエットを敢行しようとした時、どうしても1、2回は停滞期が来る。
いや、1、2回で済めばいい方だ……。
だからこそ、ダイエットは止まるもの。
と思っておいた方がいい。
あ、ここで間違えてはいけないのが、有酸素運動が痩せないと言うわけではない。と言うこと。
むしろ、“移動中に積極的に歩く戦法”は、ダイエットの手段としては間違いなくいい方法です!
手軽に取り入れられるし、「運動するぞ!」って思わなくても、ちょっと遠回りするとかで手軽にやれるし。
1万歩の消費カロリーは、その人の体重や歩行速度にもよりますがおおよそ300kcal!
なんとこれ、以前紹介した、ランニング30分の消費カロリー約210kcal(体重50キロ、時速8キロで走った場合)より全然多いんです!(第2話参照)
え、じゃあ走るより全然楽じゃね? って思いますよね?
そうなんですよ!
走るより楽ですっ!!(私は!!)
ランニングとかするくらいだったら、買い物帰りとかにちょっと遠回りする方選びません?
私はそっちの方が断然楽でした。
そんなダイエットに効果的な、“移動中に積極的に歩く戦法”を取り入れたのになぜ停滞したのか。
今回の失敗の原因は、取り入れたタイミングと、カロリー摂取の仕方にあります。
以前、こんなダイエットあるあるをご紹介しました。
不真面目にやってた時の方が痩せてたのに、結果が出てきて、真面目にやり出すと体重が停滞する。
そうなんです。
ダイエットは真面目にやる気出してやったら、止まるものなんです。
それはなぜか。
やる気を出すと、食事を制限しすぎることがよくあるから、です!
人間は、低カロリーの状態がずっと続くと、体がそのカロリーでもやりくりできるようにしようとするため、基礎代謝を下げようとします。
これも以前お話ししましたが、人間の消費エネルギー(消費カロリー)の割合は、
・何もしなくても、生きているだけで代謝される“基礎代謝”ってやつが7割。
・動くことによっての“生活活動代謝”が2割。
・食事を消化することによって起こる“食事誘発性熱代謝”が1割。
で、大体構成されています。(第12話参照)
ダイエットは
消費カロリー > 摂取カロリー
になっている必要があるわけですが、
消費カロリーの7割という大部分を占める基礎代謝が落ちてしまうと……
まあ答えは明白。
つまり、基礎代謝が落ちれば、体重は停滞するんです。
基礎代謝が落ちてるサインになるのが、ダイエット中に「なんか体疲れてるな」だったり「なんか体だるい」だったり。基礎代謝が落ちると疲れやだるさを感じやすいです。あと、体温も下がったりします。
そんな停滞の状態を打破しようと、さらにやる気を出して、摂取カロリーを「もっと減らさないと!!」と思うと、体はさらに基礎代謝を落とし、また体重は止まり、さらに体は疲れます。
その後、どうなるか。
しんどくて「もうやめた!」ってなる人も出てくるでしょう。
さぁここでやめたらどうなるか。
行き着き先は……
最悪の末路です。
基礎代謝が落ちた状態で、ダイエットをやめて普通に食べたとします。
例え食べ過ぎなくても、その状態でカロリーを摂ると、
普通の時よりも基礎代謝が低く、カロリーを消費できない状態だから、
余ったカロリーはガッツリ脂肪についていく。
いわゆる太りやすい体ってやつが、これです。
そして気がつけばダイエットの前よりも脂肪がついている……。
なんて悲劇を招くことになるわけで。
でも、そんな悲劇を回避する方法があるんです。
ここで、少しダイエットに詳しい方なら「ああ、チートデイでしょ?」と、思った方もいらっしゃるのでは。
甘いですっ!!!
チートデイは、適切なタイミングで、適切に行わないと、
これまた
とんでもない悲劇を招く ことになりかねません!!
どんな悲劇か……
は、また次回に!!
(第19話につづく……2025年5月1日公開予定)
※本記事は、WANI BOOKOUTにて公開された記事を再掲載したものです。