待て待て待て。たぶんってなんだ。たぶんって。
それって確実ではないってことでしょ。
もし省エネモードが原因じゃないのに、チートデイしたら太っちゃうんでしょ? せっかく6キロ痩せたのに、また太っちゃうんでしょ?? その辺ちゃんとはっきりしてくれないとチートデイなんて怖くてできない!!
チートしていいの!? しちゃダメなの!?
代謝落ちてるの!? 落ちてないの!?
省エネモードなの!? そうじゃないの!?
食べていいのか、食べて良くないのか、
一体どっちなの!?
私がそう聞くと、伊藤ちゃんは少しだけ黙り込んで
……
私に笑顔でこう言った。

先輩だぞっ!!!!
一体どーーーすればいいんですか!?
ダイエットの師匠からも見放された私は一体どーーーすれば!?
10キロ痩せるまで、あと4.6キロ──
“知識”を身につけた未来のわたしから一言二言
ダイエットで早く結果を出したくて、あれもこれもと手を出したら体重の減りが止まった。
ダイエットに挑戦して、こんな感じで私と同じ経験をした方はいないでしょうか?
人間は過度に環境を変えられるのを嫌がる生き物らしいです。(てか生き物みんなそうじゃない?)なので、入ってくるカロリー(摂取カロリー)が急にグッと減ったりすると、そのカロリーでもなんとかいつも通りやれるよう、身体が省エネモードになってしまうんです。
省エネモードになると、伊藤ちゃんのいう通り、痩せるのが無茶苦茶難しくなってしまう。だからそんな省エネモード脱却のために、チートをするという方法があるわけですが……
でも、自分が省エネモードになっているかどうかなんて、正直わからなくないですか?? 「自分は今、省エネモードです!」って言い切れるのって、よっぽどのダイエット上級者だと思うんです。
そんな人は、たぶん私のこんな駄文なんて読んでないと思うんですよ。(いや誰の文章が駄文だよ! いやたぶん駄文だよ! 自分の文はたぶん大分に駄文だよ!)
じゃあ結局停滞したらどうすればいいのか。省エネモードかどうかは、どう判断するのか。まあ見極めってほんと難しいんですけど、サインがいくつかあります。
まず大きいのが、体温の低下。
代謝が下がると、体温が低下すると言われています。体温が1度下がると、1日の基礎代謝が約12~13%低下するそうで、仮に1日の基礎代謝が1200キロカロリーだったとした場合、体温が1度下がると140キロカロリーほど下がることになってしまいます。
なので、ダイエット中は体温を毎日測っておいて、体重が2週間ほど停滞したと同時に平均体温が1度以上下がっていたら、省エネモードになっている可能性が高いです。
……
いや、毎日体温測るのめんどくさ!!
って思いません? 私はすごく思います。しかも結局「可能性が高い」とかもっともらしい言葉で言ってるけど、それって「たぶん」って言ってるのと同じですからね。
じゃあ結局どう見極めるんだよ、とお思いですよね。
もう一つの方法は、レコーディングです。
食事をレコーディングアプリで管理してダイエットしている人は、今まで痩せていたカロリーとほぼ同じカロリーなのに2週間ほど体重が止まっているようなら、省エネモードになっている可能性が高い――……
いや! その上で、手足が冷えるとかあればもっと可能性が……
……
いや、そもそもレコーディングもめんどくさ!!
また可能性がとか言ってるし。言っちゃえばそれくらい、省エネモードかどうかを見極めるのって難しいってことで……。
え? じゃあ結局のところ体重が停滞したらどうすればいいの??? ってなりますよね。そんな時はどうすればいいのか。