ちゃんと芸人として対等に見てもらえている

TP:周囲の見方も変わったのでは?

野中:芸人さんから声をかけてもらうことも増え、「ちゃんと芸人として対等に見てもらえている」と感じます。

TP:僕もショウガールズを知ってはいましたが、賞レースの成績があるからこそ仕事をお願いしやすかったです。

野中:やはり一つの指標になっていますよね。

TP:それが今回の『ショウガールズのGERA NEXT』につながってます。

野中:本当にそうです。

TP:宣伝っぽくなりましたけど(笑)。

野中:最高のご縁です。

TP:ご褒美でもなんでもないんですけど。

野中:そういう意味では、福留光帆さんがGERAで番組を始めたときは悔しかったです。

TP:なるほど。

野中:お笑いラジオアプリなのに、芸人ではない人が単独で始めたことに悔しさを感じて。

TP:でもショウガールズの番組はすごく新しい試みでしたよ。

野中:嬉しいです。

TP:ショウガールズのみなさんって「普通の女の子」っぽい部分も大きいですよね。

野中:はい、全然あります。

TP:美容や恋愛など、いわゆるガールズトークもできる。しかも8人で。

野中:たしかに、話題は次々出てきますからね。

TP:芸人として活動しつつ、そういう部分も残っている。

野中:だからこそ「芸人です」と言うのを躊躇しているメンバーもいると思います。

TP:僕もそうですが、肩書きは一つじゃない。社長もプロデューサーも作家もやっている。結局は個人の力がつけば肩書きなんてどうでもよくなる。ショウガールズは時代に合っていると思います。

野中:そうですね。多様性の時代ですし。ただ、その割には年齢は重ねていますけど(笑)。

TP:あはは。

野中:でもそれも良いなと思っていて。古き良き価値観も大切にできる年齢です。

TP:もし10歳若かったらまた違ったかもしれない。30代で自分たちで考えて集まって活動しているのが強く見えます。

野中:みんな自分の意思で動いてますからね。

メンバーの子供がいる中でネタ合わせもしています

TP:今後の目標は?

野中:おばあちゃんになるまでコントをやりたいです。

TP:へぇー、いいですね。

野中:長期的な話ですが(笑)。ただ、ショウガールズができてから私も結婚しましたし、沢辺は結婚・出産を経て、それでも3年間オリジナルメンバーで続けられているのはすごいことだと思います。

TP:本当にすごい。

野中:メンバーの子供がいる中でネタ合わせもしています。

TP:それは大人だからこそできることですね。

野中:これからメンバーがどんな決断をしても、結婚、出産、地元に帰るなど色々あると思いますが、止めません。

TP:柔軟に続けていくと。

野中:そうですね。最悪私一人になってもショウガールズはやり続けます。

TP:逞しいですね!

 

次回の『TP社長日記』は、2025年10月9日(木)更新予定です。お楽しみに!!


プロフィール
高橋 雄作(たかはし・ゆうさく)
株式会社TPコーポレーション東京X代表取締役。高橋プロデューサー略して「TP」と呼ばれている。東京都出身。1987年9月27日生。早稲田大学政治経済学部卒。テレビ朝日に新卒で入社し「Qさま!!」「お願いランキング!」「もういっちょシリーズ(金属バット・蛙亭・ランジャタイほか)」などを担当、PやDを務める。2022年8月に独立し会社設立。「金属バット無問題(YouTube)」「板橋ハウスのラジオディア(stand.fm)」など様々なコンテンツを手掛ける他、お笑いラジオアプリ「GERA」チーフP、ライブ配信サービス「SHOWROOM」コンテンツDも務める。また「新横浜ラーメン博物館」にあるラーメン店「浅草来々軒」のオーナーも務めている。お笑いと北海道日本ハムファイターズとフライドポテトと柿の種が大好き。Twitter:@takahashigohan、オフィシャルサイト:株式会社TPコーポレーション東京X