自分のプログラム作品が採用された!

家にPCが来てからはそれはもうね、これまで(プログラムを動かすためには)友人宅に行かないといけなかった僕でしたけども。

ここぞとばかりに、自宅でめっちゃプログラムばっか組むようになります。

自分でもプログラム投稿雑誌を買うようになります。『マイコンBASICマガジン』[電波新聞社:刊]だよ。ベーマガだよ。ベーマガって言って通じるのは多分、現時点でそれなりのおっさんで、しかもプログラミング経験者だと思うよ。定期購読までしたなあ。毎月、届くのが楽しみだった。

で、プログラムの基礎みたいなところから入ってさ、自分でいっぱいミニゲームみたいなのを作ってね。

当然ドラクエみたいな大作は当時の自分ひとりでは無理だったけど、それでも、めちゃくちゃ楽しかった。これも弟とか母親にプレイしてもらって、意見を貰ったりしてたんだよね。

なんだろうね。「自分が書いたプログラムが、自分の思い通りに動いた」ときがめちゃくちゃ気持ちいいし、楽しいんですよ。もちろん最初から上手く動くわけなんかない。バグの塊みたいなもんです。書いて、動かして、ダメなら直して、やっと思い通りにいったときの喜びは、たぶんプログラミングを経験したことある人なら、なんとなくわかるんじゃないかな。

だんだんと自信が付いてくると、プログラム投稿雑誌の「読者」から「投稿者」に代わていきましたよ。

自分の作ったゲームが、初めて掲載されたときには、めっちゃ興奮した。そんで、めっちゃ嬉しかった。当時の僕は、嬉しさのあまり、叫んでいたかもしれない。

「この度、採用させていただくことになりましたので、掲載誌をお送りします」って郵便物が届くんだよ。

(しかも原稿料まで頂けるんだよ。中学生に1万円の原稿料は刺激的すぎた)

なんか、認められた気がしたんだよね、世間に!!

(もう30年近く前になりますけど、当時掲載された、そのベーマガは、大事に取ってありますよ、まだ自宅に)