ぼっちか、ひぼっちか。単身か同居人アリか

テレワークに関する様々な感想を読み聞きして思うのは、適切なテレワーク術を論じるにはまず人間のタイプ分けが必要ではないかということ。

例えば「ひとりで仕事をしていると鬱になりそう」という声をよく聞く一方で、「人の目を気にせず、自分のペースで仕事ができるから快適」という感想も多い。自宅でのほほんと、好きな時間に仕事して、好きな時間に寝転がれる生活を「幸せ!」と思う人と、「耐えられない!」と感じる人の両極に分かれている。

これはそもそもの人間のタイプの違いである。アルコールの毒素を分解できる酵素を持つ人と持たない人がいるように、人間には、孤独を消化できる「ぼっち体質」と、孤独に耐えられない「非ぼっち体質」がある。ひらがなで書いたほうがかわいいので、以下「ひぼっち体質」とする。また、家族と同居している人と、ひとりで暮らしている人がいる。

4つのタイプに分けよう。

A:ひとり暮らしの、ぼっち体質
B:ひとり暮らしの、ひぼっち体質
C:同居家族ありの、ひぼっち体質
D:同居家族ありの、ぼっち体質

Aタイプの「シングルぼっち」にとって、在宅ワークはぼっちの快適さを享受できる絶好の仕事環境だ。なんの問題もなく、仕事を効率良くこなすだろう。おひとり達人の候補である。

Bタイプの「シングルひぼっち」は在宅ワークが辛そうだ。孤独耐性が低いのにひとり暮らし。早く会社へ行きたいと望み、1日1回のWEB会議が待ち遠しい。朝から考えて着用した会議用のファッションを、仲間にいじって欲しくてしょうがない。スルーされたら落ち込むから、まわりの人間は「そのTシャツのゴジラの図柄、面白いね!」と、ちゃんと触れて上げよう。

Cタイプの「ファミリーひぼっち」も別の意味で在宅ワークに適合する。ずっと家族と一緒に過ごせるなんて、少々仕事の効率が落ちても幸せだから。

ただし、WEB会議への子供の乱入がみんなを和ませていると思っていたら勘違い。乱入が和みになるのは最初だけだ。2回、3回と続くと、年賀状の家族写真と一緒で迷惑なだけである。それならいっそ、カメラの背後に介護中の寝たきりの親でも映してくれたほうが、まだ共感を得られる。

Dタイプの「ファミリーぼっち」は厄介だ。厄介すぎる。本当は孤独を愛するのに、場合によっては結婚して子供もいる。今後、このDタイプの人たちの危うさが浮き彫りになるのではないかと心配している。

会社の人間と顔を合わせなくてもいい喜びを感じつつ、自宅には家族がいるから、心が休まらない。むしろ出社したほうがひとりの時間を持てるのに、ひとりの時間がどこにもない。ああ、家族が面倒くさい! ひとりにしてくれ、パチンコ屋は開いてないのか! どうせ偽装家族なんだよ、うちは!

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