幻の1940年札幌冬季オリンピック

日本では、1940年に札幌で第5回大会が開催される予定だったが、第二次世界大戦の影響で中止。その後1972年に札幌で第11回大会が、1998年に長野で第18回大会が開催され、近い将来に札幌で再び開催される可能性が取り沙汰されている。

第15回(1988年/カナダ・カルガリー)……実施種目が大幅に拡大された。黒岩彰(くろいわあきら)がスピードスケートで銅メダルを取り、橋本聖子(はしもとせいこ)も5種目で入賞した。

▲カルガリーの景色 イメージ:PIXTA

16回(1992年/フランス・アルベールビル……伊藤(いとう)みどりがフィギュアで惜しくも優勝は逃がしたが銀メダル。優勝は日系アメリカ人のクリスティー・ヤマグチ。ノルディック複合団体で荻原健司(おぎわらけんじ)らが金メダル。スケートで黒岩敏幸(くろいわとしゆき)が銀、橋本聖子らが銅。

第17回(1994年/ノルウェー・リレハンメル)……この大会から夏季大会とは別に開催することになった。アメリカのフィギュア代表のトーニャ・ハーディングによるナンシー・ケリガン襲撃疑惑が話題に。日本はノルディック複合団体で金メダル。ジャンプ団体では原田雅彦(はらだまさひこ)の失敗ジャンプで銀。

第18回(1998年/日本・長野)……15歳のタラ・リピンスキーがフィギュアで金。以後は年齢制限ができた。スキー・ジャンプ団体で金メダル。船木和喜(ふなきかずよし)はジャンプ個人でも金。モーグルの里谷多英(さとやたえ)、ショートトラックの西谷岳文(にしたにたかふみ)、スピードスケートの清水宏保(しみずひろやす)も金。

▲モーグル イメージ:PIXTA

第19回(2002年/アメリカ・ソルトレークシティ)……史上最も標高の高い都市での開催。スケートで清水宏保が銀、モーグルで里谷多英が銅。

第20回(2006年/イタリア・トリノ)……開会式でのパヴァロッティの歌唱が話題に。男子フィギュアでエフゲニー・プルシェンコが金。荒川静香(あらかわしずか)のフィギュアでの金が唯一のメダル。

第21回(2010年/カナダ・バンクーバー)……女子フィギュアでキム・ヨナが浅田真央(あさだまお)を抑えて金。スピードスケートで加藤条治(かとうじょうじ)と長島圭一郎(ながしまけいいちろう)が、フィギュアで髙橋大輔(たかはしだいすけ)もメダル。 

第22回(2014年/ロシア・ソチ)……フィギュアで羽生結弦(はにゅうゆづる)が金メダル。ノルディック複合で渡部暁斗(わたべあきと)が銀。フリースタイルスキーの小野塚彩那(おのづかあやな)が銅。

第23回(2018年/韓国・平昌〈ピョンチャン〉)……フィギュアの羽生結弦が連覇、女子はロシアのアリーナ・ザギトワ。女子スケートの小平奈緒(こだらいなお)、髙木菜那(たかぎなな)、髙木美帆(みほ)らが金3個獲得。女子ジャンプで髙梨沙羅(たかなしさら)が銅。

※本記事は、八幡和郎:著『365日でわかる世界史』(清談社Publico:刊)より一部を抜粋編集したものです。