蒲田で飲むなら…はしご酒

自粛生活に疲れました。コロナうつというのも増えているそうですが、日本中から元気が失われ、人も街も静まり返って不気味でした。医療従事者をはじめとする社会を支えるお仕事の方々には頭が下がるばかりです。

痛風ライター(あたしのことです)は規則正しい生活のおかげですこしだけ健康になりました。でも、毎晩規則正しく飲み続けていたら、そのうち体重が増えました。なんだそりゃ。

▲飲む前に、蒲田のはしご酒の魅力をば

でも、みんなで我慢したかいがあって、お店の営業時間もようやく元に戻りましたね。飲み屋にもお客さんが戻りつつありますが、もちろん元の賑わいには及びません。

世間の飲み屋はどうなっているんでしょう。というわけで、前回に続き、今回も飲んべえの楽園「蒲田」からお送りいたします。今回は、少し変わった店をご紹介しますね。

▲まずは温泉で汗をかいて、のどをいじめましょう

蒲田には、いい飲み屋がたくさんありますから、酒好きは自粛解除を待ちわびていたことでしょう。

私の頭の中には、蒲田の理想の飲み歩きコースがあります。

まず「蒲田温泉」で大田区名物の黒湯につかってさっぱりしたら、温泉2階にある宴会場でキンキンに冷えたビールをゴクリ。喉が潤うと本腰を入れて飲みたくなってくるので、駅前まで移動するんですが、温泉から駅までは距離がありますから、歩いているうちに汗が出てくる。これはどうにもしかたない。というわけで駅に着く頃には、先ほどのビールはちゃらになっている計算となります。

▲羽つき餃子は蒲田の正義!

軽く歩いた後に通り過ぎる立ち飲み屋は、マラソンの給水地点みたいなもんです。

「はいどうぞ」

「プハーッ」

間違っても酒を舌の上にのせて転がしてはいけません。喉だけで酒を飲むんです。そしてすぐに店を出る。タッチアンドゴーの精神じゃないと、蒲田の飲み屋街を最後まで駆け抜けることはできません。

▲しぶーいお店を紹介します。

やきとんとハイボールなんかでもう一度喉を潤したら、今度は餃子が食べたくなってきます。蒲田は羽根つき餃子が名物。餃子にはビールが一番だと思いますが、気がつけば、チューハイがこっちを見ている。レモンサワーも向こうでそっと手を挙げている。だったら全部飲んでしまおう。どんな酒にでも合うのが餃子のいいところですよね。

これだけ食べて飲んだら、お腹いっぱいで大満足。けど、最後にちょっとだけひっかけたい。この気持ちわかってください。そんなときにフラっと寄りたいのが、これからご紹介する「勘蔵」なんです。