明日は明日の通風が吹く

もつが好きだ。もつの焼ける香りが好きだ。もくもくと立ち込める煙も好きだ。すべてが愛しくてたまらない。もつ肉を心から愛する私が見つけた、鶴見の桃源郷で立ち飲みしてきました。

『鶴見川橋もつ肉店』は、横浜にあった『車橋もつ肉店』から派生した人気店。新鮮なもつの刺し、串が存分に楽しめます。早速、お邪魔しましょう。

▲意外と広い店内。20人は入れそう。

店に入ったらまずは席を確保して、店内をぐるりと見渡します。壁にはグランドメニュー、ホワイトボードにその日のおすすめが書いてあります。お店の看板メニューは、店名のとおり新鮮なもつ。

久しく新鮮なレバーやセンマイを食べていないから、注文する前から、私の心をいきなりグッとつかんで離さないのであります。

▲壁にかかる魅惑のメニューたち

さて何を頼もうかしら。こちらはカウンターで注文して、その場で支払うキャッシュオン方式ということで、お財布と相談しながら飲むことができるのが嬉しいじゃありませんか。帰りの電車賃を残したすべてを酒に突っ込みたい、酒飲みのいじましい心情を分かっていると言わざるを得ません。

▲口開けはもちろん酎ハイです

食事のメニューは、どれもこれも魅力的で悩ましいので、まずは一杯飲みましょうね。酎ハイで乾杯。

プハーッ。

メニューを眺めると、レバ、ハツなどの内臓系に自信があることがよく分かります。「もつ一筋でやっていきます」という気概を感じて気持ちがいいな。いわゆるカルビやロースなどの正肉と、レバーなどのもつ肉って、実は仕入れのルートが違うんです。おいしいと評判の焼肉屋さんでも、内臓系はいまいちという経験が私にはある。だから「もつ」を看板にかかげた店では、内臓を中心にオーダーするに限るわけです。

ちなみに、もつはプリン体含有量がとても多いんだけど、それはそれ、足が痛み出したらまた考えればいいんです。明日は明日の通風が吹く♪ ということで。