発売まで2週間をきった『ももクロの弁当と平和』。STARDUST STORE〈MAILIVIS〉では「はるえ商店限定カバー」の先行予約がスタートしたが、そもそもなぜ「通常版」と「限定版」の2つが存在するのか? そしてなぜ本物のお弁当のようなデザインが誕生したのか? その知られざるエピソードをお伝えしましょう。 

▲ ももクロの弁当と平和「はるえ商店限定Ver.」

予想を遥かに上回る注文が入った「はるえ商店限定Ver.」

じつは、発売が発表された『ももクロの弁当と平和』には、2つの表紙が存在する。

先日の記事で通常版はお披露目したが、一般発売に先立って、ももクロのグッズを取り扱う〈はるえ商店〉にて先行予約を受け付けた「通販限定バージョン」の表紙には、満面の笑顔を浮かべた、ももクロの写真がドーンと載っているのだ(もちろん全員が弁当を持っている!)。

例年であれば、この時期にワニブックスから出版される本は『ももいろクリスマス』のライブ会場で物販させていただいているのだが、今年はライブ自体が開催されないので、残念ながら、それは不可能となってしまった。

だが、ももクリをモチーフとしたものを中心とした冬グッズは製作され、それを通販するという話になった。ならば、我々も例年のように参加するのが筋だろう。そこで一般流通分とは別の表紙を作り、冬グッズと一緒に通販してもらう流れになったのだ。

あくまでも限定バージョンなので、一般流通分と比べたら、そこまで数は作れない。ただ、すぐに売り切れてしまったら申し訳ないので、ちょっとだけ多めに用意した。それを納入して、ひと安心……かと思いきや、販売を開始した翌日にびっくりするような連絡があった。

「このペースだと、まもなく売り切れてしまいます。追加で緊急搬入することは可能ですか?」

余裕をもって納入したはずなのに「あっという間に限定数に達しそうになっている」というではないか!  たしかにこの1年「ももクロの活動を活字でお伝えする」ことがあまりできないでいたが、こんなにもたくさんの方が活字を欲してくれていたのは、本当にうれしい話だ。

昨年までのように、ももクリの会場物販でコミュニケーションを取りながら、直接、サイン本をお渡しすることができないのは残念だけれども、これもまた2020年ならではの現象、ということになるのだろう。すぐさまありったけの追加分を納入して、なんとか売り切れは阻止したので、一次受付で申し込んでいただいた方には、クリスマス前までに本をお届けすることができる。どうぞお楽しみに。

12月11日(金)の19時から〈はるえ商店〉のサイトで二次受付もスタートするが、こちらに関しては、いま倉庫に残っている在庫がなくなってしまった時点で受付終了となってしまう。どうしても「限定バージョンの表紙が欲しい!」という方は、お早めに『はるえ商店』のサイトへ。

一次受付で予想以上の注文をいただいたので、残りの在庫はかなり少なくなっているようです(なお、二次受付分についてはクリスマス以降の発送となるとのことです、念のため)。