現役生活でプレーしたチームのすべてが僕の財産

――イニエスタ選手の他にも、チームや年齢などの垣根を越えて、さまざまな選手とコラボをしているのが印象的です。出演交渉は那須さんが行われているのですか?

那須:基本的には自分でアポを取っています。サッカーファンの方々が気になっている選手とか、企画の内容的にこの選手がいいな、と考えてお願いしていますね。

関係性がない選手やクラブにも、ガンガン連絡しています(笑)。ありがたいことに、選手たちから「那須さんの動画、観ていますよ」という声もいただいて、出演を快諾してくれる選手やクラブばかりです。サッカー関係者から認知されているのは、素直に嬉しい!

あとは「僕も出たいです!」という話ももらったりして(笑)。そういう逆オファーも、やってきて良かったなと感じる瞬間ですね。

――現役では計6クラブでプレーされました。さまざまなクラブでプレーした経験はYouTuber活動に役立っていますか?

那須:所属したクラブでのつながりというのは、すごく活きています。さっきのコラボ依頼の話も、知り合いがいたら軽く声だけ掛けてもらったりもできますし。

あとは、それぞれのクラブで、試合や練習への取り組み方や考え方などは当然違います。そういったことに多く触れさせていただいたことは、自分の考え方の幅を広げることにつながったので、かけがえのない財産になっていますね。

▲ボールを手に撮影に応じてくれた那須大亮さん

YouTube界へ飛び込んだ理由から、これまでの苦難を語ってくれた那須さん。後編は動画の内容について詳しく伺っていきます!

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プロフィール
那須 大亮(なす だいすけ)
1981年10月10日生まれ。 鹿児島県南さつま市出身。 O型。鹿児島実業高等学校から駒沢大学へ進学。横浜F・マリノスでプロキャリアをスタートさせる。その後、東京ヴェルディ・ジュビロ磐田・柏レイソル・浦和レッズ・ヴィッセル神戸と数々のチームで活躍。2020年1月1日ヴィッセル神戸が天皇杯を優勝し、現役最後のタイトルを獲得して引退。「サッカー界に恩返しをしたい」という思いから現役中よりYouTubeに動画を投稿。現役を引退してからも様々な角度の企画で、サッカーに興味を持ってもらうための発信をしている。YouTubeチャンネル登録者数は26万人を超えるほどの人気ぶりをみせている。