果たして生ガキの配達は合法なのか?

▲お腹を壊すぐらいではすまされない イメージ:PIXTA

私は指示されたものを指定の場所へと運ぶだけの仕事なので、食品の衛生管理についてまったく知識がないのですが、生ガキを運んだときにはドキドキ、いやヒヤヒヤしました。

季節は秋になっていた頃でしたが、居酒屋の店頭で渡されたものをえっちらおっちらと自転車で30分かけて運び、置き配という、お客様の家のドアの前に商品を置いておく方式で、殻つきの生ガキを運んだことがあります。

スーパーでも生食用のカキは売っていますし、スーパーで買ったものは保冷剤を使わずに家まで持って帰って食べますから、同じような感覚なのかもしれません。でも、万が一「配達に時間がかかりすぎたのが原因」とか「置き配の際に、ちゃんと配達を終えたことを連絡せず、長時間玄関前にさらされたカキを食べて食中毒を引き起こした」なんて報道されたりしたらたまりません。2~3日はモヤモヤとした気分を送ることになりました。

酒屋さんからの配達依頼でも、ヤバいブツだなと感じることが多いですね。ワインのボトルや日本酒の一升瓶を届けることも多いのですが、あのバッグにワインのボトル2~3本を入れて運ぶと、ちょっとした段差を通過するたびに、リュックの中からガランガランと瓶がぶつかる音が響いて「割れるんじゃないか」と恐怖に怯えます。

お店によっては、発泡スチロール製の緩衝材を瓶に巻いてくれるところもあるのですが、酒屋さんはウーバーイーツによる配達を始めてから日の浅いところが多いので、ちょっと怖いですね。スパークリングワインなんて、届けてからすぐに開栓したらアウトの状況だと思います。餅は餅屋ではないですが、お酒は酒屋さんに配達してもらうのがベターのような気がします。

他にも、少し傾くと商品が一気に寄ってしまう、お持ち帰り寿司の大皿セットや、コンビニへ取りに行ったあの商品など、ヤバいな……と感じながら運んだものはいろいろありますが、そのあたりのお話はまた別の機会に。

『アラフォーUber Eats配達員 激走日記』は、1/15(金)更新予定です。お楽しみに!!