アイドルを推す気持ちがわかった

――日比野さんはアイドル部、渡邉さんはダンス&ボーカル部、小沼さんは軽音部にそれぞれ所属していますが、お互いの部活をどんなふうに見ていましたか?

小沼 私はもともとアイドルさん全然知らなかったんです。もちろん名前は知っていたけど、特別「推したい!」とか「○○ちゃん命!」みたいな気持ちになったことがなくて。だけど、アイドル部や男子アイドル部を見ていたら「自分が推すことによって、彼、彼女たちが輝いていくのが嬉しいんだな」っていうのがわかって。アイドルって素敵な職業だな、と思うようになりました。

――小沼さんの推しのメンバーはできましたか?

小沼 推しを作ろうと思ったんですけど、それぞれの魅力があるので「この子、かわいい」「ほかの子もやっぱりかわいい」ってなっちゃって。

日比野 目移りしちゃう(笑)。

小沼 みんなを好きになりました。

渡邉 僕は、アイドル部のいろんなイベントやライブに駆けつけて見に行っていましたが、メンバーの成長を一緒に楽しめるところがいいな、と思いました。ライブに行くごとにファンサービスがうまくなってるメンバーがいたり、ダンスが苦手だったメンバーが完璧に踊れるようになっていたり。上から目線みたいになっちゃうけど、ひとつひとつの成長をファンと一緒に楽しめるのが、アイドルの素晴らしさだなと思いました。

――ちなみに渡邉さんの推しメンは?

渡邉 え、推し!?

日比野 それは気になる(笑)。

渡邉 でも、僕もみんなを応援したいタイプで……。だから、誰だろうなぁ……みんな大好きです。

日比野 DDでした(笑)。

▲撮影中も笑顔が絶えない3人

――渡邉さんが所属するダンス&ボーカル部はどうですか?

日比野 どの部活よりも個性の幅が広くて、いろんな子がいるんですよ。実際、バラバラの子たちが文化祭や体育祭でひとつのものを作ろう! ってなったら、うまくまとまらないと思うんです。でも、ダンス&ボーカル部は、お互いの個性を尊重し合いながら、みんなで協力して汗を流しながら頑張っているところが、かっこいいなって思います。

渡邉 最初は“寄せ集め集団”みたいな印象で見られていたけど、それを見返そう! っていう思いがみんな強かったので、そこからチームワークが芽生えたかもしれない。

――小沼さんが所属する軽音部は?

日比野 軽音部こそ本当に大変だったと思うんですよ。楽器を弾いたことがなかったメンバーもいたし、文化祭に向けて1ヶ月間猛練習したり、そういうバタバタな状態のなかで完成にもっていけるのはすごいな、って思った。

渡邉 メンバーの入れ替えもあって大変だったよね。

日比野 リッキー(奥村力)とか夘余野(陽奈乃)がいなくなったあと、みんなに「陰キャ、陰キャ」ってイジられていた子たちが、団結してバンドに打ち込む姿がかっこよかった。

小沼 ありがとう。実際、軽音部は仲良かったです。私は特別、人と関わりたい! みたいなタイプではないけど、バンド仲間と一緒にいるときは楽しかったな。