SNSで多くのフォロワーを抱える話題のインフルエンサー“バズり美女”をご紹介。TikTok、Instagramなどのツールを華麗に使いこなし、自らの個性を世界にアピールする彼女たち。実際にバズったときの心境や、SNS更新のためのコツ、気になる素顔などをお聞きします。
今回は荒牧理沙さんが登場。バラエティ・グラビア・舞台と、さまざまな活動を展開する彼女にとっても、TikTokの投稿がきっかけでグラビアデビューを果たすなど、SNSは大切な存在。過去には”炎上”も経験するなど、SNSの良いところも悪いところも知り尽くした彼女にお話を聞きました。
あざとさ=表情+ポージング+言葉遣い
――理沙ちゃんはデビュー前からSNSをやっていて、このお仕事を始めるきっかけになったのもSNSなんですよね。
荒牧 中学生のときにテレビに出ていらっしゃったダレノガレ明美さんに憧れて、私もモデルのお仕事をやってみたいな~って淡い願望を持つようになりました。ちょうどその頃、Twitterが流行り始めて、友達とか周囲のみんなも一斉に登録して。私もその流れでTwitterを始めて、自分の写真をアップしたりしていたんです。そしたら、ありがたいことに知らない方からも”カワイイ”と言ってもらえることが増えて、それがこの世界でお仕事をするきっかけになりました。
――一方で、理沙ちゃんはSNSの恐ろしさも体験していて、それをご自身のYouTubeチャンネルでも語っていました。
荒牧 そうですね。この世界に入ってから、自分のことを好意的に見てくださる方ばかりじゃないんだ、ということを知りました。傍から見たらどこにでもあるような「炎上」だったんですけど、初めて経験したときはすごくショックでした。元はと言えば、自分の言葉が足りなかったり、自分の側に誤解を招くような行動をしてしまうような、脇の甘さもあったと思うんですけど、当時はとにかくビックリして、起こっていることに理解が追いつかなくて。でも「勉強」って言ったら変な言い方になるかもしれないんですけど、早いうちにそういう体験ができて良かったなって、今では思っています。自分自身「炎上」を体験する前と、その後では全然変わったというか。強くなりました。
――なるほど。ところで理沙ちゃんと言えば、“あざとい”がキャッチフレーズになっていて、それがいろんな場面で発揮されているわけですが、最初はどんなことがきっかけだったんですか?
荒牧 通っていたのが工業系の高校で、男女比率が8:2、圧倒的に男子、みたいなところだったんです。周りに男子が多いからか、どんどん男っぽい性格になっていってしまって、年頃の女の子だから、異性を意識するじゃないですか。“これじゃいかん!”と思って、仲のいい友達に相談したら「もっとあざとくいけばいいんじゃない?」って言われて。
当時始めていたTikTokで、“あざとい”動画を上げたりしていたら反響もあって、お仕事にもつながっていったっていう感じなんです。でも、もともと生まれながらのあざとい人ではないので(笑)、どこまで続けようかなと迷っている部分もあります。素は、元気いっぱい、喜怒哀楽わかりやすい女の子なので、今後は自分のそういう部分もお仕事に活かせたらいいなと思っています。
――実際、“あざとさ”ってどういう風に意識して出しているんですか?
荒牧 私の場合は、表情作りが一番大事だと思っています。表現が難しいんですけど、うるうるするような……昔、アヒル口って流行ったじゃないですか。あれに似たもので、あざとさにつながっている表情って、あると思うんですよね。そこに加えて目を惹くようなポーズとかできれば、かなりインパクトがあるなと。
あとは言い方とかも武器になりますよね。私の場合は熊本出身で方言を混ぜたりすると、あざとさが増したりする気がしているんです。なので「表情とポーズ、そこに言葉遣い」っていうのが、あざとさを作る要素かなって思いますね。