とはいえ日光のあてすぎには注意!
こちらはスルメイカ。あたま・胴体・内臓の3つに分けていきます。エンペラを下にして開いて、墨袋をそっと取り出して、足を切り離します。
こんな感じになりました。
今回は、あたまだけを干物にして、残りは塩辛にします。イカって、刺し身にしてもおいしいし、焼いてもうまい。内臓だって酒飲みの最高の仲間と言えるでしょう。イカ釣りが人気なのはわかる気がします。
どこをどう見たって、酒のあてにしか見えないじゃないですか。
1時間後に、それぞれを塩水から取り出し軽く水けをきったら、天日にあてます。天日干しって、うまそうなイメージありますよね。
魚が太陽のエネルギーを吸って、うま味がぎゅっとなるのではないか。だけど、実は日陰で干す一夜干しのほうが、身が柔らかくなるんです。その理由は、太陽にあてすぎると、身が固くなるから。
そんなわけで、私が軽く天日に当てたのは、表面の水分を取りたかったから。部屋のカーテンレールにかけるので、万が一にでも水分がたれたらいやじゃないですか。
天日干しを30分、そのあと、風通しのいい窓際で1日干しました。さあ、どうなったんでしょう。
いやぁ、なんだかうまそうだ。言い忘れましたが、スルメイカは干すときに丸くならないように、竹串を刺しておきました。今夜の晩酌はこれに決まりですね。家族4人で金目鯛をいただきながら、私はイカをつまむとします。
本当は七輪や炭火で焼くといいんだけどね。我が家にはないからフライパンに魚焼きシートを乗せて、その上で焼くことにしました。最近の商品は、技術の進歩が著しいから本当にきれいに焼けるんです。焼き目は綺麗だし、フライパンにくっつかないし、とてもいい具合に仕上がったみたいですね。
こちらはイカの一夜干し。トースターに並べて焼いたんだけど、その時点ですでに酒を飲みたくなる匂いが部屋中にしてね。私は迷うことなく、日本酒を取り出しました。
イカって、泳いでるときは美しいし、釣り上げられたあとは諦めがいいし、刺し身で食べてもおいしいし、焼いてもうまい。内臓だって捨てるところがない。
これがあれば、いくらだって酒が飲める。まさに持続可能な晩酌タイム。近頃はやりのSDGsじゃないですか。酒大好きじじいたち(SDGs)はイカを買いに行け。私は声を大にしてそう言いたい。ああ、いい夜だ。
イワシはもう少しだけ冷蔵庫で乾燥させて、ラップで包んで冷凍しました。これでいつでも、うまい魚が楽しめる。
金曜の夜に仕込んで、土曜に食べる。干物作りは、酒飲みの最高の週末の過ごし方の一つだと思いました。皆さんも、ぜひお試しあれ。