空気を読まずに反論してみるのもアリ

みんなそれぞれ違うんです。違うということを理解してほしい。

それを理解していないと、他人に痛みを与えても、“善意から発した行動なのに”と自分を正当化したくもなります。

「こんなこと言ったら、パワハラって言われちゃうな~(笑)」とか保険かけてくる人は、だいたいパワハラ気質なのと同じです。「パワハラです」と面と向かって言うと、だいたい傷ついた顔をします。

▲空気を読まずに反論してみるのもアリ イメージ:PIXTA

それを見ていた周囲の人は、あなたがまるで空気が読めない人であるかのような反応をすることもあります。納得がいかないですよね。

メンタルが弱いのが悪い、と言う人もいますが、そもそもなんで責められる側が鍛えなくてはいけないのでしょう。なぜ、理不尽な攻撃に備えなくてはいけないのか。

これだけは言わせてください。攻撃する側が攻撃力を下げろ、と。

ゆとりゆとりと言われますが、私は「ゆとりで何が悪い」と思っています。心にはゆとりが必要です。

「空気が読めないね」と言われたら、「誰のために読むんですか」と聞き返してもいい。そもそも、見えないものを読まなきゃいけないっておかしいですよね。

何より、その場所がつらかったら、逃げ出していいんです。

「ここで通用しなかったら、どこに行っても通用しないよ」と言う人がいますが、「ここでしか通用しないあなたに言われたくない」と言い返してやりましょう。相手はどんな顔をするのでしょうね。

また「石の上にも3年」という言葉がありますよね。日本では、古くから我慢は美徳だと考えられてきたことがよくわかります。

このことわざを言う人は、3年も解決策を見つけられず、無為につらい思いをしていた人なんじゃないかなと思うんです。

私が好きな言葉は「3日坊主」です。

いろんな意見があるとは思いますが、見方によっては3日で見切りをつけられるというのは、すごいことだと思いませんか。物事を俯瞰的に見る目と、決断力を持っている人かもしれないって思うんです。

つらかったらやめる。逃げる。つらい記憶を美化しない。それだけで、人生はもっと楽になると思うんです。