ワクチン接種は進んでいないが感染者数は減少

コロナワクチンは、今年の軍事クーデターが起こったあとに中国から入ってきました。ただ、管理しているのが軍部ということで、“ワクチンを打ちにいくと、そのまま逮捕される”という噂が広まって、ほとんどの人が接種に行っていません。

また、ミャンマー人には中国アレルギーがあり、“中国のワクチンなんて打ちたくない”という気持ちのほうが勝ったことも、ワクチン接種が進まない原因になりました。

その後、ロシアからワクチンを購入するという話もあったのですが、購入したという話は聞いていないので、おそらく頓挫したのでしょう。それでも、ここ数ヶ月でコロナの感染者数は一気に激減していますが、日本と同様に理由は謎です。

ひと通りみんな罹り終わったからなのか、集団免疫ができたのか……いろいろな理由が推測されていますが、政府が何かの対策をして感染者数が減少したわけではなく、自然と流行が収まってきているのです。

それに伴い、2022年の1月には、航空機の商業便が解禁されるのではないかと言われているのですが、最近になって新たな変異株が発見されたので、禁止期間のさらなる延長もあるのでは……と思っています。

▲コロナ流行前の線路沿いの市場。このような光景が戻るのは、いつのことになるのだろうか…