初めて!?「方言男子」のコーナーがウケた!
14時30分になり、ツアーのラスト公演1部はミニアルバム『GENESIS』からの『PEN PEN PEN』で景気良くスタート。続くフリートークでは「いやー、いよいよツアーファイナルですよ。この1部を見る人はめちゃくちゃラッキーです。1部で全体力使い切るつもりでやりますから」と、りんたろー。が全力宣言。
兼近がそれを受けて「2部も来るっていう人?」と呼びかけると、半分弱の人が挙手する。リピ組の予想外の多さに二人は驚いて「1部と2部、全く同じことやるから、2部は相当スベる可能性あるね……」と恐れていた。
漫才一本目は『どんぐりころころ』。この日はアドリブの応酬がめちゃくちゃノッていて、ツアー最終日感が伝わってくる。
恒例「方言男子」のコーナーはりんたろー。が「今日、明日、いや、ささって、そこのゴミほるけん(=今日、明日、いや明後日、そこのゴミ捨てるから)」で、「ささって」という言葉をりんたろー。が発した途端に場内が笑い声でさざめいた。
オープニングトークで本人が「最後なんで笑ってもらっていいですか?」とお願いしていたが、いやいや、そのせいではなく、ちゃんとウケていました。一方の兼近は、方言ではなく「ナガシマスパーランドは世界のテーマパーク、トップ20にランクインしてるわさ」という地元の人たちの自尊心をくすぐる事実を披露。案の定、クスクスと笑いが起こる。続く告白パートの「好き言うとるやん」では「キャー!」と言う歓声も上がった。そんな反応にりんたろー。は「初めてウケたね!」と喜んでいた。
漫才2本目の『高齢化社会』のあと、幕間のVTRは『瞑想活性化』。瞑想ポイント(リラックス状態と集中した状態がうまく両立すると高く出る)を二人で競うわけだが、お互いに邪魔をして相手を動揺させ、ポイントを抑えることが重要だ。
兼近はりんたろー。におもちゃのピストルを発射したり、グロ画像を見せたりとライトな攻撃を繰り返し、最後は秘密の恋バナ暴露をチラつかせて奮闘。その結果、りんたろー。は31ポイントという結果になった。
一方、兼近のターンではりんたろー。が兼近にエロ画像を見せたり、自分の下半身を兼近の目の前でむき出しにして動揺させようとするも、兼近の瞑想ゲージはほとんど変化を見せず、結果、90ポイントで兼近の圧勝となった。彼曰く動揺しないために「脳と心を入れ替えた」そう。並外れた運動神経のみならず、特殊能力までも身につけたスーパーマン、それが兼近大樹なのである。
久々の「間違いナイトプール! パシャパシャ!」
漫才3本目『サザエさん』では「間違いナイトプール! パシャパシャ!」を超久々に本意気で披露。兼近も「久しぶりにやったわ。(フリに)一瞬ついていけなかった」と笑っていたが、出始めの頃はこれがEXITの代名詞だった。今の彼らにはこれ以外にも人を楽しませる手札がたくさんあるけど、これを見ると原点回帰みたいに感じてテンションが上がる。
兼近は、途中で別のネタのくだりを差し込んだりして流れを変えたせいもあるのか、ネタを忘れたり、オチに向かおうとするりんたろー。を阻んだりと、なにかとやんちゃな振る舞いを見せていたけれど、そんな過程も笑いに昇華させ、観客を楽しませていた。
企画コーナーは『コンビネーション風船はこび』。さまざまな形の風船を、手を使わずにリフティングして、箱に7つ入れたらクリア。制限時間は2分。兼近はサッカー漫画『キャプテン翼』になぞらえてりんたろー。に「岬くん!」とパスを出す。りんたろー。はキーパーなので本来は「若林くん」なのだが、このときはミッドフィルダーばりにステージを盛んに駆け回って、2分経つ頃にはゼイゼイと息を切らしていた。結果は7個ちょうどで無事成功し、会場のラッキーな20人にツアーのオリジナルステッカーが進呈された。
最後の歌『SUPER STAR』では、いつものように二人とも客席に入っていって観客と交流。手を伸ばせば届きそうな距離で唄うりんたろー。と兼近の姿に観客は大興奮で、熱狂のうちに第1部は終了したのだった。
≫≫≫ 明日公開の後編へ続く
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