地域活性化というよりはEXIT活性化ツアーになった
――各地でおいしいものもたくさん食べましたよね。
りんたろー。 どこも、めちゃくちゃおいしかったですね。昨日、小浜で食べた寿司はエグかったよね。
兼近 「酔っ払い鯖」ね、おいしかった。あと、磯市場みたいなところも良かった。
――青森の八食センターですね。
りんたろー。 うん、あそこはホント良かった。あと、イノシシ鍋もおいしかったな。
兼近 あれはどこだっけ? 熊本? あ、平田町だ。島根ね。島根は十六島(うっぷるい)海苔も。
りんたろー。 うん、十六島海苔はおいしかったなぁ。
兼近 キリがないです。尽きないですね。
――このツアーは7月から始まって、当初は10月末に終わる予定でした。延期になった公演も4つありましたし、収容人員やできることなど、いろいろな制限もあってコロナに振り回されたツアーでもありましたね。当初に思い描いた形とは違った部分もあったと思いますが、それでも満足いく結果にはなったでしょうか?
りんたろー。 う~ん、そうですね。本来の最初の目的とは形は変わってしまったんですけど、それでもできることはあるはずだって思ったし、その中ではマジ100パーセントの力を使ったし、使わせてもらえたって感じだった。
兼近 100点満点じゃないですかね。
りんたろー。 ハハハハハ。
兼近 限界値以上は叩き出したんじゃないかなと思いますけどね。最初は皆さんのためにやってたんですけど、それが最終的には我々のためになってましたね。俺たちが楽しくやらせてもらう場所だった感じがします。おもてなしまでされて。地域活性化というよりは、EXIT活性化ツアーだったなって感じしましたよね。我々チーム全体が活性化したんで。
――短い期間に集中的に漫才をガンガンやりましたね。その中でお互いへの評価というのは変わりました? 現場対応力とか漫才に対する姿勢とかで見直した部分というか。
りんたろー。 そうすね。もともと、(兼近の)そういうとこはすごいなって思ってたんですけど、ここしばらく漫才から離れてたんで、今回のツアーで改めて感じさせられたというか、こういう現場の楽しさとかもそうですし。やっぱり漫才が一番だな、僕らの軸というか、核なんだなって再確認できた。