これぞ鈴なり。高知でキンメ爆釣!

稲取で気をよくした私は、キンメ釣りのために高知県へ遠征しました。伊豆のエリアでは、針数に制限があって20本までしか使えないのですが、私が行った高知のエリアはなんと無制限!

それなら50本巻いていこうと欲張ったものの、仕掛けを巻く木のかけ枠1本には巻ききれず、2本に分けて準備。海の状況に合わせて20本針バージョンと50本針バージョンを作って行きました。

▲準備したキンメの仕掛け。20本針バージョン

水深は、稲取に比べると浅く350m~450mくらいで、こちらは東京タワー(333m)の上から糸を垂らしている感じ。1投目から4投目までは魚の群れが少なかったので20本針で。5投目の頃から魚影が濃くなってきたようで、船長が「50本を使うなら今だよ」とアドバイスがあり、いよいよ50本針の投入に挑むことに!

その頃には投入にもだいぶ慣れていて、もう失敗はないかなーと思っていたのに、途中で仕掛けが絡まるという一番恐れていたことが発生。「仕掛けが落ちないー!」って言ったら、周りの釣り客の方たちが飛んできて、手伝って応急処置をしてくださいました。

その場で仕掛けを切って、途中をつなげて即席で42本針にして、奇跡的に周りの方の仕掛けに絡んだり迷惑をかけることなく落としきれて、胸をなでおろしました……。

しかし、ホっとしている暇はなく。海底に仕掛けが着くやいなや、すぐにあたりが出始め、このときも少しかけ下がりのポイントで(どんどん深くなっていく)、仕掛けを水深に合わせて下げていくんですが、底にオモリがつけるたびに竿がクンクンと入って、1匹ずつ魚がついていくのがよくわかってめちゃくちゃ楽しくて大興奮。

いよいよ船長の合図で仕掛けを上げることになり、電動リールのスイッチを入れたら、竿が見たことがないくらい曲がって海に突き刺さっていて。リールのパワーも十分にあるのに、重みと戦っている感じでゆっくりしかあがってこなくて。いざ水面まで来たら、あとは手で仕掛けをたぐって船の中に取り込むんですが、それがものすごく重い。

一番上から下まで魚がパーフェクトについていて、42本針中、38本にキンメダイ、4本に違う魚がついていたけど、ほぼキンメ。水面に浮かぶ鈴なりの赤い魚は圧巻。これはめちゃくちゃ楽しかったなぁ。

▲大漁のキンメと興奮状態の私

本当はこのあとも釣りを続行できたのだけれど、この1投で私のクーラーボックスは周りの皆さんに配ってもパンパンで入りきらなくなり、これにて終了。この高知の漁場は、キンメダイ釣りで有名で船団もできていましたが、またぜひ釣りに行きたい場所です。