蕎麦に対する嗅覚には自信あり!

――YouTubeのお話も出たのでお聞きしたいんですが、なんでそんなところの蕎麦屋さんを知ってるの?って思うんですよね。池森さんと同じく北海道出身なんですが……。

池森 北海道! そうなんですね!

――はい(笑)。地元が北海道だとしても、よくこんな場所のお店を知ってるなって、いつも思うんです。これはDEENが全国津々浦々を回るライブバンドだからこそ、なのかなと思ってました。

池森 もちろん、その強みはあると思います。そこに関してはDEENをやっているおかげですね。

――ちなみに、池森さんくらいになると、フラッと入ったお蕎麦屋さんでもおいしい所を見分けることができるんですか?

池森 いや、それはさすがにわからないですね。「食べログ」ガンガン見ますし(笑)。

――あははは!(笑)

池森 でもね、近くに星4つのところと星3つのところがあって、でも写真を見る限り絶対4つの店より、3つのほうがおいしそうだなって勘が働いて、それで行って外したことはないです! これは自慢ですね(笑)。

――さすがです(笑)。

池森 食べログとかの情報は、情報としてインプットするけど、最終的には画面の向こうから発せられる“おいしい蕎麦”のオーラを感じ取っていますね。今ちょうどツアー中なので、全国各地で訪れた蕎麦屋さんをインスタでアップしているんですが、どこもレベルが本当に高いです。

レシピ発想のもとは意外なところから・・・

――レシピ本に話を戻すと、「分とく山」の野﨑洋光さん監修でありながら、池森さん自身のアイデアが豊富に入ってますよね。この発想はどうやって出てくるのでしょうか。

池森 それは僕が毎日蕎麦を食べ続けているからですね。いろいろなお店を回ってるときに若い女性の方に「あ、蕎麦の人だ」って言われたことがあるんです、DEENの人だ、じゃなくて(笑)。

――蕎麦の人(笑)

池森 すごくうれしかったんですけど、そこで「蕎麦って飽きますよね、めんつゆだけでバリエーションがないし」って言われて、そこでピンときたんですよね。俺は好きだからなんとも思ってないけど、一般的にはそれが普通なんだろうなって。

そのときに、“ちょっとまてよ。ペペロンチーノって、蕎麦の乾麺でもいけるよな”って思って。つまり、池森が作ったレシピは過去に食べたパスタを紐づけていった結果なんですよ。

――へええ! なるほど!!

池森 メニューを開発するときに、“あ、前に「チロリン村」で食べた、大根おろしとキムチと納豆を和えたパスタ、あれを蕎麦でアレンジしたらどうなるだろ、とか思い出すんです。

※北海道にあるパスタ専門のチェーン店

――チロリン村! 北海道出身だから、わかりやすいです(笑)。

池森 (笑)。でも本当ですよ、そういう記憶を引っ張り出してレシピを作っているんです。