悔しさを糧にして、さらなる前進を誓うメンバーたち

だが、どんなに泣いても結果は変わらない。

それをよくわかっているから、愛来はすぐに前を向いた。

「おかげでいろいろと冷静に見られるようになったと思います。自分でも『あぁ、私はこういう部分が足りないんだな』ってわかるようにもなったし、アメフラっシ全体を見たときにも、いろんな部分で『あっ、ここは変えていかないと』みたいな部分が自分なりにわかるようになってきましたね。

4人でやっていく、となってから、とにかくメンバーとはたくさん話し合うようになったし、その結果、ちゃんと同じ方向を見て進んでいると思うんですよ、今。とにかくメジャーデビューしよう、という目標に向かって、みんな、ひとつになっている。ただ、メンバーのことを個々で見てみたときに、ここはこうしたほうがいいんじゃない? という部分もちょっと見えるようになってきたんですよ。

それはきっと、他のメンバーも私に対して思っていることなんだと思うんですけど、そこはねぇ、メンバーの付き合いが長くなってしまった分、逆に言い出しにくい部分でもあって……ただアメフラっシがさらに前に進んでいくには、そういうことも踏みこんで話し合っていくべきなんだろうなって思っています。メンバーにはなかなか話しにくいけど、みんな、この連載を読んでいるはずなので、私がこう考えていることが伝わってくれればいいなって思います、エヘヘヘ」

悔しさを糧にして、さらなる前進を誓うアメフラっシ。

ぜひ、その成果は彼女のたちのステージを生で観て、確認していただきたい(直近のスケジュールは文末を参照のこと)。いま見はじめても、彼女たちの成長の過程とメジャーデビューまでの道のりをリアルタイムで目撃するには、まだ全然、間に合います!

横アリ後、初のステージはアメフラっシではなく、メンバーの鈴木萌花とのユニット『あいらもえか』でのコンサートだった(小島はなと市川優月もMCコーナーに友情出演)。そこで見せてくれたのは圧巻のパフォーマンス。アメフラっシとは違いダンスをすることはないのだが、歌声、そして弾き語りだけで観衆を満足させることができる力量が着実についてきているし、これはアメフラっシにとってもかけがえのない財産。ちなみに愛来と鈴木萌花は3月18日から舞台『WORKER ANTSと働かないアリ』に出演することも決まっている。こうしてアメフラっシは今日も個々に細胞分裂を続けている。次なる一歩を踏み出すために――。

【連載5回目の追記】
けっして編集サイドの意図ではなかったが、彼女は大粒の涙を流し、聞き手の小島和宏さんがレコーダーを止める一幕もあった。担当編集としては、この愛来のインタビューを配信することに怖さも正直あった。なぜならファンの方から「ここまでやる必要があるのか!」とお叱りをいただくと思ったから。でも、寄せられた感想はすべて「愛来の決意の涙に感動した」「ますます応援したくなった」というポジティブなものだった。そう、ファンのまえでは見せない愛来の涙は、応援してきてくださった多くの人の心を強く揺さぶったのだ。今後も、さまざまな形でアメフラっシの胸の内を届けていきます。愛来のソロインタビューは今回で終了です。来週からは、小島はなのソロインタビューをお届けします。乞うご期待ください(NewsCrunch担当編集より)。

<アメフラっシ今後のスケジュール>
※下記のイベントは変更となる可能性があります。
​最新情報は「アメフラっシ」公式サイトでかならずご確認ください。

https://www.amefurashi.jp/

3月14日(土)
IDORISE!! FESTIVAL 2020-DAY-
会場:TSUTAYA O-EAST、TSUTAYA O-WEST、TSUTAYA O-nest、TSUTAYA O-Crest、duo MUSIC EXCHANGE、club asia 、WOMB (※7会場連動)

3月15日(日)
H.I.P.presents「GIG TAKAHASHI tour 2020」※オープニングアクト
会場:新宿BLAZE

3月18日(水)〜22日(日)
五反田タイガー 7th Stage「WORKER ANTSと働かないアリ」
出演:愛来・鈴木萌花
会場:CBGKシブゲキ!!

3月29日(日)
ガラフェス〜令和 咲く咲く 桜スプラッシュ〜
会場:上野恩賜公園野外ステージ

4月10日(金)
定期ライブVol.1(仮) 会場:Studio Freedom

『毎週アメフラっシ!』は次回3/10(火)更新予定です、お楽しみに。