NSC東京13期生として入学するも相方が見つからない

――大学卒業後、芸人の道を選びます。

ヤジマリー。 周りが就活し出したので、この先どうしようと考えて。お笑い事務所は吉本しか知らなかったのもありましたけど、ちっちゃい頃から近所のおばちゃんに「あんたは吉本よ」って言われてたし、バイト先の人たちからも「吉本行きなよ」って言われてたんです。

で、ジャニーズと吉本に履歴書を送って、先に返事が来たほうに進もうと思っていたら、まぁ当たり前ですけど、吉本から先に返事が来たのでNSCに入りました。

父ちゃんからは、めちゃくちゃ反対されましたね。「大学生が真似事をやるのはいい。けど、お前に芸能界なんて無理。上田でちやほやされて終わり。就職しなさい」って言われたのが悔しくて! 「じゃあ3年、猶予をくれ。絶対に芸人として全国のテレビに出る」って説得して、なんとか許してもらいました。

まぁ、3年では結局売れなかったんですけど、そのあいだに父ちゃんも考え方を変えてくれて、今ではめちゃくちゃ応援してくれてます。

▲最初は芸能界入りを猛反対した父も応援してくれている

――NSC東京13期生として入学。同期に相席スタート・山﨑ケイさん、シシガシラの浜中英昌さんらがいますが、相方を見つけられず。その後、バイト先で出会った宮本和幸さんとコンビを組むんですよね。で、宮本さんがホクロ占いで注目されて、『笑っていいとも!』に1人で出演することになります。

ヤジマリー。 宮本から「お前も一緒に来い」って言われて。毎回、僕には出番もないのに衣裳を着て、客席の後ろで見学させていただいて、その様子を見ていた(笑福亭)鶴瓶師匠が生放送でゲリラ的にネタをやらせてくれて……。師匠にもう1回、仕事で会うまで芸人はやめられないなと思いました。

じつは、『ベストワン』という番組では4回くらいお会いしてるんですけど、当時はこんな格好でもなかったので、あの頃の僕と結びついてないと思います。僕、鶴瓶師匠と嵐さんと共演することを目標にずっとやってきたんです。ミヤ(宮本)とも「この目標が叶うまではやめられないぞ」っていう話をよくしますね。父ちゃんも『笑っていいとも!』に出たことで、納得してくれたのかもしれないです。