凹んでいてもレッズが勝てば最高の一日!

一昨日、ACL2022決勝戦の浦和レッズ対アル・ヒラル(サウジアラビア)のファーストレグが終わりましたが(結果は1-1の引き分け)、この記事は締切の関係で試合前に書いております。

なので、今日は思い出話を。

幼少期からレッズファンではあったものの、大学まで部活をやっていたためにスタジアム観戦からは疎遠でしたが、芸人になった2013年以降はタイトルのかかった試合はほとんど生で観てきました。

仕事終わりでACLの決勝を見た2017年は、仕事で大とちりして凹んでいたにも関わらず、優勝して、キャプテンだった阿部勇樹選手の嬉し涙を見た瞬間に

「さっきラジオ番組で盛大にネタを飛ばしたことも含めて全部ちっぽけなこと」に思えてきて

「最高の一日!!」

とツイートして相方にブチ切れられましたが、それもちっぽけなことです。

〇【ACL 2017 決勝 第2戦|浦和レッズvsアル・ヒラル|ハイライト】浦和が2度目のアジア制覇!

意外とリーグ優勝が少ない浦和なので、負け試合も多く記憶に残っています。

当時、ガンバ大阪の司令塔として長短のパスで試合を操る遠藤保仁選手にブーイングをしながら

「遠藤(選手)にブーイングって効果あんのかよ。この世で最も無駄な喉の使い方だな」

とか冷めたことを思ってしまい、負け試合で複雑な心境で声を枯らしたことも一度や二度ではありません。

負けてはいないのですが、生観戦で特に印象に残っているのは、2014年の第33節アウェーでのサガン鳥栖戦。前節で例によって2位・ガンバとの優勝をかけた天王山に敗れたものの、この試合で勝てば首位で最終節に臨める。もしガンバが負ければ今日優勝もある、という一戦。

福岡にある会社に就職したレッズサポの友達の家にお邪魔して観戦に行きました。彼は大宮東高校のレギュラーとして埼玉ベスト4に進出した半年後にはレッズのユニフォームを着て

「大宮! 大宮! ク〇ッタレ!!」

と叫んでいた猛者です。とても複雑な心境だったそうです。

余談ですが、大宮東高校が県ベスト4で敗退したあと、チームメートとお疲れ会をしようと浦和の街に繰り出したら『酒造力』(レッズサポーターが集うお店)で試合の録画が流れており、昼からお酒を飲んでいるたくさんのおじさんたちに

「いい試合だったぞ!」「よく頑張ったな!」

と口々に声をかけられたのが非常にいい思い出だそうです。サッカーの街って感じで最高ですね。

話を戻しまして、鳥栖戦の話。

早めに鳥栖についた僕たちは時間を潰そうとするも、まだ開店前のショッピングモール以外何もない。

僕たちは暇つぶしに歩きました。たぶん試合中のメッシより歩きました。駅からスタジアムまでの数分の道のりには選手名とキャッチフレーズが書かれたのぼりが飾ってあります。

『進撃の巨人 林彰洋』

いやゴールキーパーはあんま進撃しないだろと、この時は思っていました。

そんなこんな言っているうちに試合が始まり、幸先よくレッズが先制ゴールをあげます。さらに相手が1人退場という最高の展開。試合はそのまま進み、ラストワンプレー。鳥栖のコーナーキックです。ここをしのげば勝ちだったのですが、同点に追いつかれてしまいました。

失点のきっかけは、GK林選手の攻撃参加によって乱れたマークのズレでした。

ちゃんと巨人の進撃にやられとる……。