相方・栗谷さんが辛酸を舐めさせられたW杯戦士

また、こういう誰がスゴかったか話をしていると、神奈川の人から名前が上がるのは決まって、あの選手でした。

「マリノスとの試合だから気合い入ってたのに、めちゃくちゃ年下の選手を出されて。でも、そのチビを全然止められなくて、プロになるのはこういうヤツなんだって初めて理解した」

とは、うちの相方の栗谷さん談ですが、そのチビというのは童顔だからめちゃくちゃ年下に見えてしまったという、栗谷さんのひとつ下の齋藤学選手でした。

栗谷さん世代の神奈川の人は、同世代でプロになった選手や世代別代表だった選手よりも、齋藤学選手の名前をあげることが多く、そのすごさを痛感します。

大学のチームメートのシュンスケは、うちの大学で一番ヘディングが強かったのですが、中学の関東大会で三菱養和とやったときに、コーナーキックから同じ選手に2発ぶち込まれて交代させられたそう。その2発をぶち込んだのが、いま思えば僕の高校の友達で、現ツエーゲン金沢の畑尾大翔だったとか。

この“いま思えば”っていうのはとても都合が良くて、現エスパルスの西澤健太選手は「高校の遠征でレアル・マドリードの下部組織と試合をしたとき、別格の選手がいて、いま思えばアセンシオだったってことにしてる」と言ってました。

いや、その言い方してる時点で、ちょっと違うと思ってるじゃん。

さて、話の流れで、プロ選手に聞いた話をしましょう。僕が親交のある選手に聞いて、一番名前があがったスゴいプロ選手、誰だと思います?

それは、断トツで家長昭博選手でした。

強い。触れない。近づけない。上手い。

対面したときの(自分の)何もできなさが段違いなんだとか。

ここまで書いてきて思いましたが、やっぱりコラム3本書けますわ(笑)。

大迫勇也選手をあげた友達の話も、柴崎岳選手をあげた友達の話も、清武弘嗣選手や宇佐美貴史選手の話もまだまだ書ききれない! ジュニーニョの話もエメルソンの話も!!

こうなると外国人選手の話も気になるところですが、僕はまだ海外組の方とご飯に行ったことがほとんどないので、今後、売れてお話を聞けるようになれるよう頑張ります!!

余談ですが、槙野智章さんがカタールワールドカップメンバーにドイツ代表誰がすごかったか聞いたところ、ほぼ全員が“ムシアラ”をあげたそう。

対戦して感じる凄み。説得力があります。そしてぼんやり感動してないで、スペイン代表で誰がスゴかったかも、聞いておけばよかったなぁ。

ぜひ、皆さんに衝撃を与えた選手も教えてください!!

次回の『カカロニ・すがやの“熱”Football Watch!』は、2月19日(月)更新予定です。お楽しみに!!


プロフィール
 
カカロニ・すがや
1991年3月5日生まれ。O型。東京都出身。2016年、現在の相方である栗谷とカカロニを結成。グレープカンパニー所属のお笑いコンビとして活動中。趣味はサッカー(サッカー歴15年・ブラジル・ロシア・カタールW杯を現地観戦)、深夜ラジオ(元ハガキ職人)。特技はサッカーとくりぃむしちゅー上田さんの例えツッコミを暗記すること。Twitter:@sugayazinho instagram:sugayazinho