これは私のネコハラ自慢なんです(笑)

それから、『ねことしもべ』のアカウントでイラストをアップし始めた。2024年2月にアップしたイラストがバズり、一躍、脚光を浴びることになった。

「ずっとフォロワーが200人くらいだったんですけど、今年の1月頃に『お腹の上にねこが乗るときに足が刺さる』っていう絵が拡散されて、たくさんの方に見ていただいて、そこからフォロワーが増えてきました。

“5万いいね”いただいたんですが、バズったときは驚きました。“こんなに、ねこのしもべをやってる人たちがいるとは!”って(笑)。仲間がたくさんいてうれしいです。ネコハラは、ねこを飼ってる人にとっては共通なんですね。

それ以前は、自分のエピソードを描くというよりは、キャラクターものの漫画を創作していたんですが、それから共感してもらえそうなエピソードにシフトチェンジしました。実体験を描くようにして、共感してもらえるように意識するようになりましたね」

『ねことしもべ』はコマ割りがなく、すべて1枚の絵で完結するように描かれている。これはHanaさんが工夫しているところだという。

「コマ割りをすると、スマホの画面で見たときに小さくなっちゃうから、今のスタイルのほうが見てもらえるのかなと思って、一枚絵のスタイルにしてます。何が正解かはわからないんですけど、まだまだ試行錯誤していこうかなって。バズらせることは意識しています。より多くの方にネコハラを見てほしい、これは私のネコハラ自慢なんです(笑)。共感してもらえたら、めちゃくちゃうれしいですね」

▲でもかわいいから許す、これぞネコハラ 本人X(旧Twitter)より

じつは『ねことしもべ』でバズる前は、それ以外にもアカウントを作って別のテーマでイラストを描いていこうと考えていたそうだ。

「『ねことしもべ』以外にも、いくつかやりたいものはあったんですけど、とりあえず始めてみようって感じで始めました。そしたら『ねことしもべ』に、たくさんのフォロワーさんがついてくださったんです。本当はいろいろやって反応が良いところに力を入れていこうと思ってたんですけど、ありがたいことに最初にたくさん反応いただけてよかったです」