この春から体を鍛え直したい貴方に贈る“読む筋トレ”。アメリカをはじめとする世界の最新トレーニング事情から、筋肉を増やす食事法まで。超一流企業のビジネスパーソンは、筋トレで強靭な身体と精神を培っていた! シリーズ第1回目は、社内にジムと一流トレーナーを完備するなどGoogleが「筋トレ」に金をつぎこむワケを探る。
プロスポーツチームよりも豪華なトレーニング施設
「トレーナーという仕事をしているのなら、一度はウチの会社を見ておいたほうがいい。僕が案内するから、シリコンバレーまで来いよ」
Google(グーグル)本社に勤務する友人の勧めで、2015年3月、初めて僕がアメリカ・シリコンバレーのグーグルを訪れた時のことです。
それは、衝撃的な光景でした。
グーグル本社内には、最先端のトレーニング施設がなんと7つもあったのです! そこには、筋肉を鍛えるための最新のマシンが何台も並んでいました。日本のプロスポーツチームのトレーニング施設より、グーグルのトレーニング施設のほうが圧倒的に優れていることは一目瞭然でした。
グーグルがこれだけの施設を社内に完備していることに、僕は驚きを隠せませんでした。
さらに驚いたのは、次の光景を見た時です。
各トレーニング施設には、プロスポーツ選手と契約するような一流のトレーナーが常時いて、社員は勤務中いつでもトレーナーの指導を受けながら、好きなだけ筋トレをしていました。個人でトレーニングしている社員もいれば、仕事のプロジェクトチーム全員でトレーニングに取り組む社員たちもいました。
グーグルの社員にとって、筋トレは仕事と同等の「日常」になっているのでしょう。その証拠に、僕を案内してくれた友人は、鍛え抜かれたとてもいい身体をしていましたし、社内ですれ違う社員の方々も、とてもいい身体をしている人たちばかりでした。
それだけではありません。グーグルの社内にあるレストランやコンビニにも、衝撃を受けました。
日本のレストランやコンビニとは違い、取り扱っている食品や用意されているメニューは、厳選されたオーガニックの食材を使ったものばかり。さらに、筋肉をつけるためのメニューなどがしっかり揃っていました。しかも、社員とその家族、友人は、無料で利用できるのです。