美容・健康、医療、スポーツをテーマに、インナービューティのブランド展開と、ファスティング支援で急成長を遂げる「株式会社プロラボホールディングス」。メジャーリーガーの前田健太投手の『Esthe Pro Labo®』(エステプロ・ラボ)のブランドアンバサダー就任でも大きな話題になりました。今回はCEOの佐々木広行さんに、起業から現在に至るための困難な道のりと、「人類の健康寿命の延伸サポート」という壮大なミッションについて、赤裸々に語っていただきました。
世界を目指す「プロラボ・ホールディングス」
新 保 前回は、プロラボさんの商品の魅力などについてお話いただきましたが、御社の今後の展望について、お話いただいてもよろしいでしょうか。たしか、最初のころは「アジアナンバーワン」と仰っていたと記憶していますが、去年くらいからでしょうか、さらに広く世界中の方が注目している商品になったように感じます。あらためて、世界を目指す上でのさらなる夢について、お聞かせください!
佐々木 食生活改善ということがいかに大事かということについてはもちろん、「健康とはやはり、健康寿命を伸ばしていく」ということであり、いかに食事とインナービューティ、インナーケアが大事だということを、エステプロ・ラボのブランドを使って、さらに普及させていきたいなと思っています。そのためにも、僕もやっぱりデザイン性はもちろん、マーケティング戦略的にもと申しましょうか、普及させるための仕掛けというものが大事だと思っています。どんな崇高な志もやっぱり……。
新 保 届かないといけませんからね!
佐々木 届かないと結局、社会貢献にならないんです。ただの自己満足ですからね。やっぱりそのためにはある程度、世界で認められる必要があると思っています。まだまだ本当に道半ばで、もっと努力していかなきゃいけないなと思っています。
新 保 あと、もう少々聞いてもよろしいでしょうか……。以前、『マネーの虎』という番組がありましたけど、会長のように苦労されて地位を築かれた方って、逆に自分と同じような若い境遇の方たちが売り込みに来たり、頼ってくると、どうしても応援したくなってしまうことはありませんか? 昔と違って自分がジャッジする側といいますか、時には応援をしなきゃいけない、あるいは投資をしなければいけない立場に今はあると思いますが、その辺のご自身のジャッジメントや基準というものがおありになりましたら、お教えください。
佐々木 そうですね。僕は自分の弱さも認め、理解してきたつもりなので、そういうジャッジについては、けっこう慎重です。あと、うちの冷静な管理の役員ですとか、若手の意見にも耳を傾けるようにしているんですね。そうしないとその辺の判断が自分でも付かないことがあるからです。また、昔の失敗があるからこそ謙虚でいられるというか、冷静でいられるっていうのはありますね。だからあえていい話でも、僕の昔のぼろぼろのときを知っている人間に同席してもらって判断したり。もはや、自分で判断するのがかっこいいとか、かっこ悪いとか、そういう感覚はまったくないですから。