常に、チャンスを狙っていけ!
佐々木 あと、よく社員にも言うエピソードなんですけど、定食屋で僕はもう特盛りのカツカレーを食べていたとして、それで店を出て取引先のお客さんに会って、「飯行かないか?」って言われたら、絶対に行くんですよ。でも今の子って「飯食っちゃいました」って言いますよね?
新 保 言っちゃうかもしれませんね。
佐々木 僕は、すでに大盛りカレーを食っていても、そこから出て3分以内にもう一回同じ店に入って、もう一回食べるんです。で、当然ごちそうになるわけですから、「いいんですかって、社長。いいですか? 大盛りでも」って。「ああ、うれしい」なんて言って(笑)。これは大食い自慢ではなく、「常にやっぱりチャンスを狙っていかないといけない」という教訓なんです。
新 保 なんと、すごく勉強になるお話ですね!
佐々木 あるいはいつか、例えば「総理と会えるんだったらこう話そう」とかシミュレーションしてみたり。そんなことをずっとイメージしてたら、いつかは実現するんじゃないかなって思っています。
新 保 私も、「こういう仕事をしてみたいな」とか、「こういうものに興味を持っています」とか、そういうことを話すのは大事なことだと感じています。
佐々木 絶対に、そうですよね。だから本当に引き寄せみたいなのはあるんだなって思いますね。本当にありがたいことです。
新 保 いいお言葉をたくさん伺えました。その一瞬は少し大変な思いをしたとしても、カレー2杯を頑張って食べて縁が広がるのであれば、それはとても大きなチャンスですよね。
佐々木 そう。チャンス、チャンス(笑)。
新 保 本日は前向きになる貴重なお話の数々、本当にありがとうございました!
佐々木会長とは以前からお仕事をさせていただくことも多いのですが、常に謙虚な姿勢を持っている方で、それは過去の経験を学びに変えて実行していらっしゃるからなのだと今回強く感じました。インナービューティにより健康寿命を延ばすという経営目標からは、一人一人が自分の身体としっかり向き合っていくことの大切さも実感します。新型のウイルスと戦っている我々にとっても、そこに今後の大きなヒントがあるような気もしています。
[お話を聞いた人]
佐々木 広行(ささき ひろゆき)
株式会社プロラボホールディングス代表取締役CEO。1968年1月3日神奈川県藤沢市生まれ。1991年早稲田大学教育学部卒業後、セコム株式会社を経て1998年に起業。川崎市創業支援制度を活用し、フリーペーパー発行会社(株)ウィズダム教育通信社を設立。その後、ダイレクトレスポンス広告事業に進出し多数の通販会社の広告制作や商品企画を支援。2002年にエステティックサロン事業を創業。2007年より、ハーブティーや発酵飲料等の高品質インナービューティ製品『Esthe Pro Labo(エステプロ・ラボ)』ブランドを開発し、メーカー事業をスタート。立ち上げから約10年で、国内で約13700店のエステティックサロンやヘアサロン、クリニック等の美容・健康施設に商品供給をするサロン専売ブランドに成長させた。
所属:B-creative agency (http://bca-inc.jp/)
出演:『大石久和のラジオ国土学入門』(ニッポン放送) https://www.1242.com/kokudogaku/