部員の総数は250名越え!?
すがや:大学に入る前に大学サッカーのことはどれくらい知っていましたか?
渋谷:どこの大学が強いとか情報は知っていましたが、各大学がどんなサッカーをするか、どの大学がなんの大会で優勝しているか、といった細かいところは知りませんでした。ただ、3年生の選手権前になると大学の試合をチェックはしていました。
すがや:流経大柏から流通経済大学サッカー部に進んだ人はどれくらいいましたか?
渋谷:同期は9人です。トップチームにいるのは6人ですかね。もちろん、後輩を入れるともっとたくさんになります。
すがや:ひとつの出身校の選手たちがそれだけいるって、他大学にはない流通経済大学サッカー部ならではの特徴ですね。入学、入部方法について教えてください。
渋谷:入学はスポーツ推薦、付属校推薦といったいくつかの推薦と一般入試です。サッカー部は一般入試の方たちも入部が可能となっています。
すがや:今日はトップチームの練習を見学させてもらいましたが、部全体だとかなり大所帯ですよね。いま何人くらいいるんでしょうか?
渋谷:250名くらいですね。各学年60~70名くらいいて、7チームほどあります。
すがや:250名!? それだけの人数をまとめ上げるのは、かなり大変そうですね……!
渋谷:ほかの大学は少数のところが多いと聞いているので、びっくりしますよね。もちろん人数が多いと大変なこともありますが、全員がひとつの方向を向いて進んだときの力って、すごいものがあると思うんです。目標に向かってひとつになれるチームにしたいと思っているので、大変なこともありますが、やりがいも感じます。
すがや:同じ高校の選手はもちろん、全国の高校から有望な選手たちが集まってきますよね。そういった楽しみもありましたか?
渋谷:もちろんありました! 静岡学園の松永颯汰(FW)、清水エスパルスユースの鈴木奎吾(MF)、FC東京ユースの彼島優(GK)など、同世代で名が知れ渡っている選手たちとプレーできるんだって。いま挙げた選手以外でも、一緒にプレーするとめちゃくちゃ上手い選手たちばかりで、刺激になりました。
息抜きは「筋トレ」と「温泉」
すがや:大学入学後、自身のプレー面はどうでしたか?
渋谷:正直、1~2年生のときは自分のことしか考えていない部分がありました。ただ、そうするとどうしてもプレーが上手くいかなくて。でも、学年が上がるにつれて、少しずつ周りを見る余裕も出てきました。ピッチ上だけじゃなく、応援してくれるチームメイト全員のことを考えたんです。そうしたら、プレーも上手くいくようになって。そこで、『チームの先に自分がある』というのを改めて実感しました。
すがや:サッカー以外の面はどうでしたか?
渋谷:全寮制というのは聞いていましたけど、みんなが同じ食堂でごはんを食べたりするのは慣れるまで時間がかかりました。高校は寮生半分、通い半分くらいだったので、部員全員が同じ場所に集まるってすごいなって。いまはもう慣れましたけど(笑)。
すがや:250名が一緒にごはんってたしかになかなかないですよね(笑)。地域的にいうと、娯楽がそこまでたくさんあるわけではないと思うのですが、息抜きとかはどうされているんですか?
渋谷:サッカーに集中するには良い環境だと思っています。寮の前に温泉とトレーニングジムが一緒になっている施設があるんですけど、午前中はそこで筋トレしてお風呂入って、寮に帰ってごはんを食べて、練習に行くって感じです。
すがや:筋トレとかもはやサッカートレーニングの一環じゃないですか(笑)。サッカーのための日々ですね。


カカロニ・すがや