理由5 おじさんが若作りをしている可能性…

マル「。」をつけるかつけないか。世代差については、iモード絵文字の開発者・栗田穣崇さんも「メール世代は句点をつけるがメッセージ世代は基本的に句点をつけない」と明確に分けていました。

 

一部では「長文で句読点が多くて、絵文字・顔文字を使いまくるLINE」は「おじさんLINE」とも呼ばれているそうです。そして当のおじさん達も、それを気にして意図的にマル「。」を外している場合があるのだとか。「文末に句点(特にマル)がついていると、なにか若々しくないと感じる」という声も発見しました。[参考:教えて!goo>文末に句点を付けない人はなぜ? https://oshiete.goo.ne.jp/qa/965878.html

以上、5つのポイントに分けて、LINEのやり取りから句点が消えつつある理由について考えてみました。ただ、もちろん手書きではまだマル「。」は健在です。そしてLINEであってもマル「。」を使わないのは、家族・友だちなどの親しい間柄とのやり取りに限る、というパターンも多いようです。

実際に大学生に聞いてみましたが「友人同士の気軽な会話では付けないこと多い」が、「目上の人とやり取りする時や改まった場では、ちゃんとつける」とのことでした。個人差はありますが、ほとんどの人が場面や相手、文章の長さや内容などによって使い分けているようです。

若者たちのLINEの言葉や文字遣いの特徴について「若者言葉が乱れている」や「勉強不足」などという意見を、よく耳にします。しかし専門家によれば、チャットでは略語を使いまくっている若者でも、形式的な文章ではそうした打ち言葉の影響がほとんど見られないそうです。[参考:https://qz.com/1169792/theres-a-reason-using-a-period-in-a-text-message-makes-you-sound-angry/

とはいえ、大学の先生から「生徒から5ページ改行なしのレポートが提出された」という話を聞くと、一部にはインターネット文化の悪い影響が出ていると認めざるを得ません。いかがでしたか? みなさんは句点をつける派、つけない派ですか?