本気で今の若者に届くコンテンツを考えてみる

今、テレビは一切見ず、ネットだけで情報を得ているという若者が急増しています。そういう若者層に届けるためにも、ユーチューブというのは、これからさらに、キーになってくるプラットフォームだと感じます。

実際に、若者に政治的な話題を届けるために、SNSやユーチューブの発信に取り組まれている方は多くいます。たとえば、ユーチューバーのヒカキンさんと、小池都知事が新型コロナウイルスについての対談をされていましたよね。普段、政治に接する機会のない若者にとって、あの対談動画は非常に有意義なものだったのではないでしょうか。

一方で、若者が利用するプラットフォームを使っても、それが届くように工夫が施されたコンテンツでなければ、若者には届きません。ですので、若者に政治への関心を持ってもらいたいのであれば、彼らにも届くコンテンツを、本気で模索する必要があります。

▲世の中にあふれているコンテンツ イメージ:PIXTA

その鍵になるのが「エンタメ」ではないでしょうか。昨今、世の中には面白いものがあふれていて、かつ、誰もが忙しい……。だからこそ、エンタメにでもしない限り、みなさん、わざわざ政治的な情報に触れないと思うんです。

つまり、エンタメの皮をかぶって、政治のことを知ってもらうことが大事なのかな、と。野菜が苦手なお子さんに、野菜を食べさせたいときに、細かく刻んだ野菜をカレーに紛れ込ませるのと同じような工夫が、若者を政治に近づけるためには必要なのだと思います。「若者の政治離れ」という言葉だけで、責任を若者に負わせることは、非常に簡単です。

逆に、本気で若者に届くコンテンツを考えるのは、ものすごく大変なことです。では、大人としてカッコイイのはどちらでしょうか。

僕は断然、後者だと思うので、これからもウンウン悩みながら、若い人たちにも届く方法を模索していきたいと思っています。

みんなで若者に届くやり方、探してこ~ せやろがい!


〇ワラしがみ(YouTubeチャンネル)
<イベント>
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