3人の意外な素顔があきらかに!?

――『青春高校』で共に日々を過ごすなかで、じつはこんな一面があったんだ、とわかったことはありますか?

女鹿 久保くんと言えば“さわやかスマイル”が代名詞だけど、最初はおとなしい印象だったから「本当に笑うのかな?」と思っていたんですよ。そしたら、番組に慣れてきたころから、だんだん声を出してよく笑うようになって、柔らかい印象に変わったかも。

久保 ツボが浅くて、すぐ笑っちゃうんだよね。

女鹿 ゲラだよね。でも、久保くんが笑うと、その場がほっこりした空気になるから、いいなって思ってた。

――さきほど言っていた、久保さんの「天然な部分」は、どういうときに感じますか?

女鹿 言動はもちろん、存在すべてが“天然”って感じ(笑)。

久保 それはさすがにやばいでしょ!

女鹿 たとえば、食べ物の話をしていると思ったら、久保くんはまったく違うことを話していることがあるんですよ。なのに、久保くんは会話が噛み合っていると思って、そのまましゃべり続けてるんです。

久保 いや、ちゃんと聞いてるつもりなんだけど……そんなに会話できてない?

女鹿 会話が成立してないときが、たまにあるかも。

久保 これでもだいぶ人と話せるようになったんですよ。学校に友達がいなかったから、それまで話す相手が家族くらいしかいなくて。そもそも家でもあんまりしゃべらないし。そう考えたら『青春高校』に入って、普通にコミュニケーションができるようになったと思うんだけどね(笑)。

――女鹿さんは最初からコミュ力が高かった?

▲凸凹な関係だが笑いが止まらない

女鹿 いや、コミュ力は全然ないですよ〜。

小沼 でも、最初からこんな感じだったよ。

――あまり壁を感じないですよね。

女鹿 仲良くなりたくて、自分から話しかけちゃうのかも。でも、いきなり距離を詰めて、相手に引かれることもあるんですよ。で、反省して、どんどんコミュ力がなくなっていく、という(笑)。

小沼 別に大丈夫じゃない?

女鹿 本当にありがたいことに『青春高校』は、私のそういうキャラをわかってくれる生徒が多かったから、受け入れてくれていたけどね(笑)。

小沼 意外な一面ではないけど、めがちゃんはダンスが得意だから、劇場公演のときにはダンスでみんなを引っ張っていたよね。あと、得意なだけじゃなくて、人に教えるのもすごく上手で、男子にダンスを教えてたりしてた。

久保 たしかに! 公演でアイドル部の楽曲を踊ることになったときも、めがちゃんが振り付けを教えてくれてた。教えるのもうまいし、自分はダンスが苦手だったから、最後までちゃんと面倒を見てくださって。あのときはお世話になりました。

女鹿 すごい他人行儀じゃん!(笑)。

久保 本当に感謝してます(笑)。

小沼 めがちゃんは写真を撮るのもうまいよね。

女鹿 カメラ好きなの。一眼レフを持ち歩いて、アイドル部のメンバーの写真を撮ったりしてたよ。自撮りよりもメンバーの写真ばっかりSNSにのせちゃうから「お前は一体、どんな顔してるんだ?」って言われてたけど(笑)。

小沼 あと、めがちゃんは駅のフルーツジュースが好き。

女鹿 あはは。ジューススタンドね。今日も買ってきて飲んだけど(笑)。

――深く関わるようになって、小沼さんの印象は変わりましたか?

女鹿 にゅまちゃんは我が道を行くタイプで、あんまり人とキャッキャしないのかなと思ってたんですよ。でも、ふとしたときに「最近、どうなの?」って連絡をくれたりするんです。

久保 自分たちが体調を崩したりしたら、にゅまはいつも気にしてくれて連絡をくれるよね。

女鹿 エスパーです。

小沼 エスパー!? そんな能力ないよ(笑)。

女鹿 いや、みんなも言ってたけど、連絡をくれるタイミングが本当に絶妙なの。「見えてるの?」ってくらい。

小沼 見えてない、見えてない(笑)。

女鹿 けっこう人生相談にものってもらってたし。

――そうだったんですか?

女鹿 自分のキャラで悩んだりして、正直『青春高校』をやめようと思った時期があったんです。でも、そのときに弱音を聞いてもらったりして、私のそばにずっと、にゅまちゃんがいてくれました。

小沼 そういう不安を抱えているときって「ひとりじゃない」って思えたら、ちょっとは心強いじゃないですか。

女鹿 にゅまちゃんに相談したのも一つのきっかけで、思いとどまることができたんです。衝動的になっている自分をクールダウンして「もう一回、しっかり冷静に考えよう」と立ち止まることができたのは、にゅまちゃんが長文のメッセージを送ってくれたおかげ。そうやって寄り添ってくれるんですよ。だから、にゅまちゃんはエスパーであり、ホスピタルですね(笑)。

小沼 あはは。ありがとうございます。