忘れない青春の日々

――気心の知れた関係だからこそ知っている、お互いのいいところはどんなところですか?

小沼 久保くんは、人の話を聞きながら笑ってくれるのがいいですよね。ただ相槌を打っているんじゃなくて、楽しそうに「ふふ」って笑ってくれると、こっちも安心するじゃないですか。

久保 本当に? そう言ってもらえるのはうれしいなぁ。

女鹿 誰からも好かれるタイプだよね。憎めない感じがあって、男女問わずみんなが好き。『青春高校』のなかで、久保くんのことが苦手っていう人はいないと思うよ。

久保 それはさすがに盛ってるでしょ!?

女鹿 いや、本当に。私みたいなタイプは好き嫌いがはっきり分かれるから、久保くんがうらやましいなぁって思う。

久保 にゅまは、周りのことをちゃんと見ていて、誰に対しても優しいですね。そこが大人だなって思う。

女鹿 地頭がいいんだよね。いい意味で、普通の人とは違った考え方を持っていて、深みのある人間というか。だから、すごくうらやましい。私、うらやましがってばっかりだ(笑)。

小沼 2人ともありがとう。めがちゃんは、会話のきっかけを作ってくれる人で、 “つかみ”がすごい。

女鹿 思ったことを素直に言ってるだけだよ。8割くらいケガするけど(笑)。

久保 あと、めちゃめちゃ謙虚だよね。誰に対しても対応が丁寧で、人当たりがいい。

女鹿 そう見えてたらよかった! ありがとう!

――最後になりますが『青春高校』で過ごした3年間のなかで、今でも鮮明に覚えている光景はありますか?

小沼 私はやっぱり収録前の控え室かな。みんながメイクをしたり、お菓子をつまんだり、ゲームで盛り上がっていたり、にぎやかに過ごしていて。テレビには写ってない部分だけど、あの楽屋の景色がすごく好きでした。

女鹿 私は満員電車に揺られて移動しているとき。新宿のアルタで劇場公演をやっていたとき、収録が終わったあとすぐ地下鉄に乗って移動してたんです。ちょうど帰宅ラッシュで車内が混んでいて、ギュウギュウになりながらみんなで移動するんですけど、新宿駅に着いたら走ってアルタまで行って準備する、というのを毎日のように繰り返していて。

当時は大変だった記憶があるけど、今考えると、劇場に行けるのもありがたいことだったし、すごく楽しかったんだなって思う。帰り道の「また明日ね〜」という何気ない一言も、今じゃ言えないんだな……って思うと、ちょっと切ないですね。

久保 自分は1泊2日で行った林間学校ですね。リアルな学校生活では修学旅行にあまり良い思い出がなかったんですけど、生徒みんなで料理を作ったり、ゲームをして遊んだりすることができて、良い思い出になりました。

夜にキャンプファイヤーをしながら、3年C組全員で歌う合唱曲をサプライズで用意してくださって、それをみんなで聴いている瞬間、ひとつにまとまっている感じがしました。「クラスの友達と一緒に過ごす」って、こういうことなのかなと思って、すごく印象に残っています。

――どのエピソードも青春のきらめきが詰まっていますね。

久保 番組が終わってしまったのは寂しいですけど、またどこかでみんなと会えるといいなって思います。

小沼 うん。会いたいね。

▲3年間を振り返り胸が熱くなる

――『青春高校』の卒業生たちでまた集まれるとしたら、どんなことをしたいですか?

小沼 ホームパーティーをやりたい。みんなで飾りつけをしたりして。

女鹿 いいね! あと、花火もやりたい!

久保 みんなで旅行にも行きたいなぁ。

女鹿 テーマパークもいいよね。ずいぶん前に、生徒たち20人くらいで遊園地に行って、めちゃくちゃ楽しかった思い出があるから。人数が多すぎて途中で別行動になっちゃったけど(笑)。

久保 あぁ〜、懐かしいね。

女鹿 あのときは、にゅまちゃんも一緒に行ったよね?

小沼 うん。この3人は遊園地に行ったよ。

女鹿 3人の共通点が見つかった!

≫≫≫ 最後は、小沼綺音さん・女鹿椰子さん・久保侑大さんの未公開カットを5/18(火)に公開予定。お楽しみに!