今はこれまで拒否していたことも受け入れて挑戦中

今ではユーチューバーの肩書きも加わっている。

「昔だったら、『そんな面倒くさいこと、どうでもいい』と絶対に思ったはず。だけど、50は超えたから、残りで何ができるかわかんない。だったら、今まで拒否してたことも、楽しめるものだけ受け入れてみようと考えを変えた。やりたいことはやるけど、やりたくないことはやらないよ」

▲現在はYouTubeやSNSの更新に前向きに取り組んでいる

YouTubeチャンネル『笑う小沢と怒れる仁志』では、猫カフェに行ったり、亀田大毅とスパーリング対決したり、さまざまな企画があるなか、お気に入りは「町中華」シリーズ。

「大好きな町中華を応援して、なんとか盛り上げたい。ってまあ、お酒飲んで、うまい中華を食って、ダラダラ喋ってるだけだけど。面白かったのが、(本宮)泰風と思い出横丁の店「岐阜屋」に行ったら、いかつい大将がめっちゃいい笑顔なわけ。でもその店、無愛想で有名らしいんだよ。俺と泰風の前ではそうはいかなかったのか(笑)」

さすが「顔面凶器」の面目躍如である。そのインパクトは海を越える。やはり、俳優は天職だとしか思えない。

「『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』(2018)のオーディションに行ったとき、通訳さんがチェン・カイコーに『この人は日本では“顔面凶器”って呼ばれています』って言おうとして、『He is Japanese face of weapon.』って言ってたからね。weaponって兵器じゃん。オーディションは落ちたけど、チェン・カイコー、めっちゃ笑ってたよ(笑)」

▲身振り手振りを交えながら、人生の土壇場エピソードを話してくださった

 最新作『BAD CITY』
 
■あらすじ
ある夜、「犯罪都市」の異名を持つ開港市に縄張りをもつ桜田組の組長が死体となって発見された。それは、韓国マフィアの仕業であった。その韓国マフィアの幹部・金数義(山口祥行)が密談していたのは、巨大財閥である五条財閥の会長・五条亘(リリー・フランキー)。五条が無罪となった判決には必ず裏があると踏んでいる検察庁検事長の平山健司(加藤雅也)は、公安0課の小泉香(壇蜜)を使い、秘密裏に特捜班を結成。メンバーは、熊本(勝矢)、西崎(三元雅芸)、野原(坂ノ上茜)、そしてもう一人...ある事件を起こした容疑で拘置所に勾留されている元強行犯警部・虎田誠(小沢仁志)である。果たして虎田たち特捜班は、五条を検挙することができるのか?「真の悪の存在」や「裏切り者」は誰なのか?欲望が渦を巻くこの街で繰り広げられる、欲望の果てに見える景色とは―。

■出演
小沢仁志 坂ノ上茜 勝矢 三元雅芸 中野英雄 小沢和義 永倉大輔 山口祥行 本宮泰風 波岡一喜 TAK∴ 壇 蜜 加藤雅也 かたせ梨乃 リリー・フランキー

製作総指揮・脚本:OZAWA × 監督・アクション監督:園村健介
主題歌:クレイジーケンバンド「こわもて」(doublejoy international/UNIVERSAL SIGMA)
制作プロダクション:ソリッドフィーチャー 配給・宣伝:渋谷プロダクション
© 2022「BAD CITY」製作委員会
117分/シネマスコープ/DCP/5.1ch

2023年1月20日(金)より新宿ピカデリー他にて公開
公式サイト:映画「BAD CITY」
Twitter:@BADCITYMOVIE
Facebook:バッドシティ
〇映画『BAD CITY』予告編
プロフィール
小沢 仁志(おざわ・ひとし)
1962年6月19日生まれ、東京都出身。1984年、TBSドラマ「スクール☆ウォーズ」で本格的に俳優デビュー。以後、『SCORE』『太陽が弾ける日』など、多くの映画やドラマで強面の個性を発揮。スタントマンをほとんど使わないアクション俳優としても知られている。「顔面凶器」「Vシネマの帝王」などの異名を持ち、その出で立ちから数々の悪役を好演。OZAWA名義で監督や企画、脚本をも担当。近年では活動の場をバラエティ、YouTubeなども始め、更なる活躍が今注目される存在。Instagram:ozawa_hitoshi、YouTube:笑う小沢と怒れる仁志