ひとつのことに意識をとらわれていませんか?

もしも仕事がつらかったら、会社なんていつでも辞められるって思えばいいのです。考え込むと視野が狭くなるなら、カウンセラーなどに相談してもいいでしょう。それはあなたに客観的な意見をくれる貴重な第三者だからです。

パチンコで負けると熱くなってしまいどんどんお金をつぎ込んでしまうギャンブル依存症の人がカウンセリングにかかるのと同じ、というとあなたは少し嫌な気持ちになるかもしれませんが、特定のことしか考えられなくなって日常生活に支障をきたしているという点では差異がないのです。

あなたの思い込みや先入観を共有していない誰かに、セカンド・オピニオンをもらってください。

ひとつのことに意識をとらわれると、そこから負の悪循環に入っていきます。通勤ラッシュでかゆいところをかけずにずっと我慢していると、そのことしか考えられなくなりませんか。特に混雑した電車内ではほかに意識が向く要素が少ないため、全意識がかゆみにフォーカスしてしまいます。

ダメだと言われると、余計に気になる。意識していると、そこにばかりフォーカスしてしまうのが人間です。でも、本当はどこかが痛かったとしても、ほかをぶつけたらそっちに痛みの意識が行く、それが普通のはずなんです。

違う世界をイメージして気分転換してみよう

大事なのは視野を狭めないために、違う世界を見ることです。負の感情にとらわれそうになったら、楽しいことに思いを巡らせるといいでしょう。アフター5で行きたい店を食べログで探して気分転換を図る。あるいは、週末の旅行を考える。次の引越し先を探す。次の転職先のことを考えてもいいでしょう。

私のおすすめは間取り図を見ることです。物件サイトで気になる部屋の間取りをブックマークして、どの部屋に何を置くか、あるいはどんな暮らしをするか想像をして楽しむのです。間取り図はネット上でタダで見られますし、想像力を掻(か)き立ててくれます。ここにいない自分を想像することができます。

▲違う世界をイメージして気分転換してみよう イメージ:PIXTA

車や時計、アクセサリーのカタログを見て、違う自分をイメージするのもいいですね。新しいもの、高価なもの、良質なものからはいいイメージがどんどん浮かんでくるはずです。

気分転換のひとつとしてぜひ覚えておいてください。