9月に20歳の節目を迎える

――それは、完全に姫ポジションですね(笑)。荒木さんは9月に20歳を迎えられますが、ご自身で、“もう20歳”と“まだ20歳”どちらの感覚のほうが強いですか?

荒木:どちらかと言ったら、“もう20歳”と感じます。20歳になりたくない気持ちがあって、ずっと中学生で止まっていたいです(笑)。中学生の頃って、何も考えず、学校に行って勉強して、放課後サッカーして、家に帰って飯を食べてっていう生活で、それが幸せでした。

――中学生の時の幸せを超える楽しさにまだ出会っていないんですね。

荒木:そうなんですよ。田舎の田んぼも好きですし、毎日汗だくでサッカーしてたのが、本当に楽しかったですね。理想は、今自分でできていることはそのままに、中学生の時のような生活もしたいです(笑)。

▲写真集『20』より。お気に入りのギターのシーン

――もし、俳優の仕事をしていなかったら、荒木さんはどんな仕事をしていたと思いますか?

荒木:美容師ですかね。お父さんの美容室を継ぐか…子供が好きなので、主夫をするとか…?

――意外なお答えですね。子供の頃は俳優以外にやりたい仕事はなかったんですか?

荒木:保育園の時は、動物が好きだったので、ペットショップの店員さんになりたいって言っていたらしいです。でも、中学の頃はなりたい職業はなかったですね。

――そう伺うと、本当に俳優という仕事は荒木さんにピッタリな仕事ですね。

荒木:子供の頃からやっているので、当たり前のようになってますね。

5年ぶりの写真集『20』を発売

――9月29日に写真集『20』を発売されますね。写真の出来上がりを見てどう感じましたか?

荒木:かっこよく作って頂いて、ありがたいです。デザインも自分の好きな感じに作って頂いていて嬉しかったです。

――今回の写真集では、いろんなコンセプトで撮影していますが、この写真集でしか見ることができない衣裳、シチュエーションはありますか?

荒木:スイカバーを食べている半ズボンの衣裳ですね。僕、あんまり普段半ズボンを履かないので、珍しいと思います。

▲写真集『20』より。思い出に残ったボートの撮影シーン

――意外ですね、そうですか。では、印象に残った撮影はありますか?

荒木:ボートのシーンですね。カメラマンのMARCOさんが、撮影するために立ち上がろうとするんです。勢いよく立つので、ボートがひっくり返りそうになってちょっとドキっとする瞬間がありました(笑)。転覆するかと思いました。

――そうだったんですね、写真を見るととても穏やかな表情なので、そんなことがあったとは思いませんでした(笑)。では、一番ここは見どころだというページはありますか?

荒木:やっぱり、弟が登場するところですね。あと、ギターのシーンです。僕の好きなものが詰まっているので、ぜひ見ていただきたいです。


プロフィール
荒木飛羽(あらき・とわ)
2005年9月28日生まれ、茨城県出身。2014年、ドラマ『死神くん』でデビュー。その後、『あなたの番です』『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』『First Love 初恋』など数々の作品に出演。2022年ドラマ『少年のアビス』でドラマ初主演。近年は、『スメルズ ライク グリーン スピリット』『おとなりコンプレックス』で主演を務める。9月29日に写真集『20』を発売する。

荒木飛羽写真集『20』

荒木飛羽、10代最後の姿を詰め込んだ写真集。大人への一歩を踏み出す彼の「今」が鮮やかに刻まれている。湖畔でボートをこぐ姿、窓辺で静かに内省する姿、濡れた髪で見せる強い表情など、物語を想像させる7つのシチュエーションからなる撮り下ろし写真は必見! 20歳を目前にしたインタビューやMy Favorites20と題した質問コーナーなど、今の荒木飛羽の素に迫る内容も掲載するメモリアルな1冊。

価格:3,850円(税込)
B5サイズ/96ページ
2025年9月29日(月)発売

 荒木飛羽 写真集『20』発売記念イベント開催決定!

荒木飛羽写真集『20』の発売を記念して荒木さんの誕生日である9/28(日)にイベントを開催いたします。詳細は下記URLよりご確認ください。

開催日:2025年9月28日(日)13:00 ~
会 場: HMV&BOOKS SHIBUYA 5F
URL: https://www.hmv.co.jp/store/event/53476/