これから始まる新しい生活様式に対応する働き方では、テレワーカーとノンテレワーカーという大きなくくりが生まれる。テレワーカーとして実績をあげてきた片桐あい氏によると、注意したいのがこの2グループでの情報格差。とにかくITリテラシーを高めることが必要だと言います。

※本記事は、片桐あい:著『これからのテレワーク  新しい時代の働き方の教科書』(自由国民社:刊)より一部抜粋編集したものです。

職場におけるITの情報格差をなくす

テレワーカー(テレワークをする人)とノンテレワーカー(テレワークをしない人)が、役割によって分かれる場合もあれば、仕事の内容によっても変わる場合もあります。

また、なかには家庭の状況などによってテレワークができない人もいることでしょう。テレワークができる人とテレワークができない人がいます。

それぞれの事情は様々でしょうが、職場にいる人もいない人も基本的には同じ環境をつくれることが理想です。それでもどうしても情報格差ができてしまうこともあるでしょう。それをどう埋めていくかの配慮が大切です。

どちらに対しても公平であるべきなのですが、どうしても目に見える人を優先して情報を伝えがちです。遠隔であればあるほど、悪気はなくても忘れがちです。

「あっ、しまった。連絡してなかった!」ということがないように、できるだけ情報はテレワーク中の人にも開示しましょう。

また、テレワークしたくでもできないノンテレワーカーの悩みとして、ITリテラシーが低いこともあげられます。ITリテラシーとは、わかりやすく言うと「IT機器やネットワークを使って、やりたいことを自分でやるために必要な情報を収集し活用することができる力」です。

こんなことをしたいと思っても、ITの知識がなければうまくできない場合もあるでしょう。今さら、誰にも聞けないようなこともあれば、今までは必要なかったけれど、テレワークをするようになった瞬間に必要になってくる場合もあります。

職場におけるITの情報格差をなくす イメージ:PIXTA

ITの情報格差をなくすために、できることを考えましょう。

たとえば、ツール類の勉強会を企画するなど、ITリテラシーの高い人から低い人へ教えてあげられるような機会があればいいですね。

できる人にとって当たり前のことも、できない人にとってはストレスです。ちょっとしたことを調べるのに、何時間もかかることが、知っている人にとっては数秒で終わるようなこともたくさんあります。

誰が生徒でも先生でも、知っていることを教え合うような勉強会を実施することで、職場のITリテラシーを高めることができます。