作家、ライター、デザイナー、編集者…出版業に携わる人って、もともと自宅で仕事する(≒テレワーク)人が多いのでは? そんなきっかけで生まれたのがこの企画。テレワークの達人たちに仕事術を聞いちゃいましょう! 今回は【特別編】として、ブロガーとして著作を多く持ち、現在はYouTuberとして活躍するイケダハヤトさん。

▲@IHayato

イケハヤさんは、東京でサラリーマン生活をしていた時期もありましたが、2014年に高知に移住し以降、一貫してテレワークで情報発信を続けています。今回のコロナショックでテレワークの重要性が注目される前から、オフィスで働くことの無意味さ、自宅勤務のメリットを説いていたイケハヤさん。3年前のブログ記事を、ご本人の許可を得て転載。イケハヤさんが唯一挙げていたデメリットとは?

※本記事は、ブログ記事「在宅勤務(テレワーク)歴6年のぼくがメリットとデメリットを語ろう。」(イケハヤ大学【ブログ版】)から一部を抜粋・再編集したものです。

テレワークは無駄な時間や行動をカットできる

最大のメリットはこれ。とにかく、時間に余裕ができる。

それだけで、もうサラリーマンには戻れません。会社員生活って、無駄な時間が多すぎますよねぇ。えぇ、冷静に考えてください。まず、出勤するわけですよ、普通の会社員は。

……しゅ、出勤!

つらいなそれ! その時点で気が狂いそうだよ!

加えて、みなさんは「出勤する前」に、どんな準備をしますか? さすがにパジャマのまま出社するわけにはいかないですよね?

男性ならヒゲを剃って、髪を整えて、スーツに着替えて、バッグの中身を確認して……
ということを、毎日! 毎日! 社会という鉄板の上でやっているんですか!? 泳げたいやきくんもびっくり! すごいですね、みなさん!

よくわかりませんが、女性はもっと大変ですよね。うちの妻はリアルにパンをくわえてダッシュで駅に向かっていました。たまに携帯を忘れるんで、ダッシュで駅まで追いかけるという苦行も経験しています。

そういう気苦労が! 在宅勤務なら、全部カットできるんですよ……すごくないですか? 実際、ぼくなんか一日パジャマで過ごしてますよ。

冬とか特に。だって着替えるの寒いじゃないですか……高知の山奥は、普通に雪が降るんです。誰と会うわけでもないんだし、パジャマでいいじゃないですか。

汗もかかないし、余裕で3日は同じ格好ですよ。ぼく。引かないでくださいね。これが在宅のメリットなのです! この原稿もパジャマで書いてます! あ、もちろん「通勤電車」とは無縁ですよ。

なんでしたっけそれ。昭和の風習? 社会科の教科書とかに載ってるやつ? さすがに、もうやってませんよね〜。毎日1時間くらいかけて出社するとか、その暇があるなら仕事したほうがいいわけですし。

もっといいのは、同僚とのくだらない雑談や、無駄な会議の時間もカットされます。

「自分とは関係がない電話」を取ることもなくなりますよ!

在宅勤務に慣れたぼくからすると、オフィスは「嫌がらせ」が横行している場所です。

突然話しかけてくる人はいるし、電話はうるさいし、わざわざ会議室まで移動させられるし……無駄すぎる!

在宅ワークはそういう無駄な時間をすべてカットできます。ゆえに、仕事に集中する時間が増えます。すばらしいことに、在宅で働くようにしてから、労働時間が減りました

オフィスに移動しないで、朝からすぐに仕事を始めるので、夕方にはもう疲れちゃうんですよ。

8時にスタートすると、15時にはエネルギーが切れます。人間の集中力には限界がありますから、このくらいで働くのが一番だと思いますよ。サラリーマンのみなさん、ほんとにオフィスで集中できてるんですか?