またコロナで会えない日が来ても…鈴木萌花の決意!
そして4人はまるまる1時間、全13曲をノンストップで歌い、踊りきってみせた。究極のライブ納め、である!
ある意味、MCコーナーでの楽しさは第2部にすべて注ぎ込んで、第3部では歌とダンス以外の要素をバッサリと切り捨てたのだ。
60分ノンストップというだけで、なかなかなものだが、前述したとおり、ここまで2本のステージをこなし、第3部の前には特典会まで行なっている。そのことを考慮したら、最後の最後に60分間の全力疾走ライブというのは、あらためて驚異的な話だし、メンバーもライブの前には「絶対に無理だよぉ〜」と弱音を漏らしていた。その理由については次週の愛来編で掘り下げていきたい。
無事にライブが終わり「やりきった」という表情でバックステージに戻ってきた4人は、笑顔でこの日のステージを振り返っていたのだが、突然、鈴木萌花が泣き出した。泣いた、というよりも大号泣だった。
びっくりするメンバー。
すべてが終わりホッとしての涙なのか、それとも……。
鈴木萌花は「私、ダメだった。もっとできたはずなのに……」と悔しそうに言った。
ステージを見ていた側としては「えっ、どこが?」という感じだったが、彼女のなかでは「まだまだこんなもんじゃない」という想いがあったのと同時に、この1年で急成長を遂げた他のメンバーたちの姿を見て「もっと私も成長しなくちゃ!」という焦りのような気持ちが芽生えてしまったようだ。
もともと歌唱力のレベルは高く、安定感のある鈴木萌花だけに、他のメンバーとは当然、伸び率も違ってくるわけで、そこまで気にすることはないと思うのだが、この生真面目さはなんとも彼女らしいところでもあるし、向上心の高さからくる涙なのだから、極めて前向きなものである。
ただ、そのときはそこまで深い真意はわかるはずもなく、とっさに市川優月が「よしっ、みんなで円陣を組もう!」とメンバーに声をかけた。
「萌花のなかでは満足できない部分があっても、お客さんが満足してくれていたら、それは成功だよ! 1年の終わりが悔し涙って嫌じゃん? みんなで笑って終わろう!」
こういうところが今のアメフラっシの強さ、である。
「2021年はまったく想像がつかないんですけど、まずはZepp Hanedaですよね。あのステージに立って終わりじゃなくて、そこからもっと上に、もっと先に進んでいきたいです。できれば、みなさんの前でたくさんライブをやっていきたいですけど……もし、またコロナの影響でライブがあまりできなくなってしまったとしても、どんなに会えない時間が続いても、みなさんを飽きさせないような活動をしていきたいですね」
この鈴木萌花の考え方があれば、先行き不透明な2021年もアメフラっシは、きっと前へ進んでいける。激動の2020年がそうだったように――。
突然の鈴木萌花の涙――そこには「もっとお客さんに喜んでほしい」という、究極の向上心が込められていた。そして、その涙を受け止め、ひたすらに前を向く強さが今のアメフラっシには備わっているのだ。さて、リレーインタビューのアンカーを務めるは愛来。昨年末には思わぬハプニングに見舞われた彼女が、何を語るのか注目してほしい。
『毎週アメフラっシ!』は次回1/26(火)更新予定です。お楽しみに!!
〇1/16(土)配信スタート! アメフラっシ配信シングル「BAD GIRL」
ワンマンライブ(タイトル未定)
日時:2021年2月28日(日)
会場:Zepp Haneda
#ホップステップZepp
〇『MICHI』のMVはこちら♪
市川優月×小島はなオンライントークバトルのアーカイブ配信がスタート!
「仕事で見逃してしまった!」「歴史的な闘いをもう一度見たい!」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
※詳細はこちら→ https://vimeo.com/ondemand/amefurasshi001
「はるえ商店」限定カバー@MAILIVIS 大好評発売中!
https://mailivis.jp/category/AMEFURASSHI/AME201204OT.html
〇アメフラっシ 公式サイト(https://www.amefurashi.jp/)