高級タワマンはチップ率が高い?

渡辺 メインで働いている時間帯ってありますか?

太田 劇場などの仕事がないときは、やはりランチタイムやディナータイムを狙います。

渡辺 ボーナスもつきますしね。

太田 そうですね。詳しくない読者のために説明すると、東京エリアの配達には「ピーク料金」というシステムがありまして、注文が多いエリアでは規定の配達料にプラスして100円〜375円ほどのボーナスが加算されます。
都内の自転車配達員の場合、普段は1回の配達で500円前後の収入となりますが、ピーク料金が上乗せされると600円〜800円と、収入が1.2〜1.6倍になる。こんな制度があるんですよね。
 

渡辺 やっぱり、みんなそうなんですよね。依頼が集中するので競争はあるけど、やはり一番稼げるのがこの時間帯。ちなみに太田さんはチップもらってますか?

太田 昔は手渡しだったのも良かったですよね。もらったときはテンションが上がりました。

渡辺 まぁ、もらえるかどうかは運かなぁとは思っています。

太田 もらえる可能性を少しでも上げるため、僕はあいさつや清潔感は大事にしています。ちなみに、高額注文の方がチップ率は高い気がします。

▲太田氏は口ひげがチャームポイント

渡辺 ひげをめちゃめちゃ生やしているのに、すごい礼儀正しい(笑)。自分の経験上、正月の配達もいいと思います。三が日の寿司はチップ率が高い。

太田 お年玉の意味合いもあるんでしょうか?

渡辺 まぁ正月に働けるメンタルがあるなら(笑)。寿司でも回転寿司ではなく板前さんが握った寿司屋いいですね。僕の配達エリアは中央区・港区なんですが、外国人のお客さんだと期待しちゃいますね。

太田 やっぱり高級タワマンは、チップ率が高いと?

渡辺 そんな気はします。だけど、某有名店の4万円もするステーキを運んだときは、いくらチップをくれるんだろうかとワクワクしたのに、結果は0円。丁寧に運んだんですけどねぇ。

太田 夏の猛暑日に汗を多めにかいて届けたら、チップを500円もらえたことがあって、それからは汗をたくさんかくようにしています。

▲持論を力説する渡辺氏

渡辺 それ、見た目の問題もあると思うなぁ。自分は顔の汗を拭きとったけど、息が上がった状態で商品を届けたら、BAD評価をもらったことがありますよ。

太田 う~ん(苦笑)。

渡辺 「1円」のチップをもらったこともあります。大学生くらいの若者が「汚ないのが来たな」って顔で自分を見ていたのはわかったんだけど。あれは世界一嫌な金の使い方ですよっ! 今思い出しても腹が立つな~!

太田 わかりますけどね~。