家族に向き合うことが、様々な問題の解消のヒントに!

加えて、すべての人は縁あって、現在の家族メンバーを構成しているという事実を忘れてはいけない。つまり、「好き好んで、こんな家に生まれたわけじゃない!」「こんな親(子ども)は嫌だ!」などという常套句は通用しないのである。

なぜかというと、「家には家の」「家系には家系」のカルマ(業)があるから、とyuji氏は語る。たとえば、医療に携わる家は「癒し、自らも癒される」というカルマ、または、手先が器用な家には「なんらかのクリエイション、彩り」にまつわるカルマ、あるいは「お金に関する」カルマ、「リーダーシップをとる」カルマというように、それぞれの家のカルマは細分化されて与えられているという。したがって、「家族」とは「共通のカルマを持つ、似たもの同士の母集団」と言い換えることができるだろう。

『神さまと顧問契約を結ぶ方法』(小社刊)より

つまり、自分の家・家系のカルマが何かを把握することで、人生に起こりがちな様々な問題の解消のヒントを得ることができる。もし、あなたが「自分のやりたいことがわからない」という壁にぶつかったとき、「似た者同士」である家族を振り返り、向き合うことが、大きなヒントになるはずだ。

そして、「なぜ、自分の家にばかりこういうことが起きるんだろう?」という問題があれば、是非とも注目を。なぜなら、家系の問題(カルマ)にフォーカスすることで、結果として仕事運、金運と、あらゆる面で追い風が吹き始めるからである。

たとえば「家庭を大切にする」という宿命があるにもかかわらず、家族を顧みず仕事に没頭しているようでは、いつまでも昇進することはないだろう。この場合、逆に「家族孝行を最優先」することが、結果として昇進への近道となるのだから。

このように “見方”を少し変えてみるだけで、家族に対しても、これまでとは違った捉え方ができるようになることだろう。

これからは「優等生」ではなく「ひらめき型」が活躍する!

いま、時代は「物質中心の時代」から「精神性の時代」へと変化しつつあるということを、多くの人が身をもって感じているにちがいない。仕事にしても、物事の捉え方にしても、「過去の数字や実績」を積み上げるデータベース型だけでは、もはや立ち行かなくなりつつあることは、連日のニュースを見ていても自明の理である。

そこで、来るべき新しい時代に取って代わろうとしているのは、「ひらめきや感性」で勝負する、21世紀のニュータイプ。個人のSNSから大ヒットコンテンツが生まれるなど、これまでの正攻法を超えた事例が続々と生まれているのが、その大きな証拠だろう。

これからの時代、「教科書通りの優等生」では、時代に淘汰されてしまう……。そうではなく「人の気持ちに共感できる人」「センスのいい人」、右脳型のチューンナップができる「ひらめき」タイプの人間こそが、時代のアイコンとして活躍していくことになるだろう。

そして、これを“子育て”にも応用して欲しいのだ。たとえば、もしあなたが親として「わが子を優秀に育てたい!」と、習い事などでガチガチに子どもの時間を固めているようであれば、完全に逆効果。いますぐニュータイプ型の子育てにシフトすることをおすすめする。嫌がることを押し付けず、多くの選択肢を用意してあげよう。そして、子どもが自ら進んでやっていることを、是非ともあたたかく見守って欲しい。

これからの時代を創るのは「ひらめき」タイプの人間 イメージ:PIXTA

いかがだろう。在宅する時間が増えて、どうも居心地が悪いという人こそ「今はチャンスのとき」ということがおわかりいただけただろうか? 『神さまと顧問契約を結ぶ方法』を参考に家族と向き合い、自分自身のカルマ・ミッションを定め直して、来るべき新しい時代を乗りこなすための、感性とセンスを磨いておこう!

プロフィール
yuji

ヒーラー、星読み係、聖地巡礼家。
香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、ヒーラーとして活動する決心をする。現在は個人鑑定、連載、講演など、幅広い分野で活躍中。毎日星読みを行い、星々からのメッセージをSNSにて発信している。著書に『神さまと顧問契約を結ぶ方法』『神さま手帖』(ともに小社刊)、『めくるだけ聖地巡礼』(幻冬舎刊)。最新刊は『yujiの星読み語り』(小社刊)。

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