早くも壁にぶちあたり物理で「0点」を取る
そんな、割と中学時代はどっちかっていうと優等生だった僕ですけど、いきなり、苦労というか挫折というか、一気に難易度の上がった授業の内容に、落ちぶれることになります。
覚えてるなあ、1年生のときの中間試験だよ、最初の。数学Bかなんかの点数が6点だったの。6点だよ。しかもねえ、「何言うてるかわからん!!」というよりは、それなりに解いていったつもりだったのに6点だったの。
ひい。あの答案はマジでショック受けたなあ。しかも入学して最初の試験ですからね。いきなり絶望的な気分になったのは間違いなかったです。
あとまあ、これもいつだったかは忘れたけど、物理のテストで「0点」取ったこともある。0点だよ。0点とか、おれドラえもんの世界の中だけだと思ってたよ。よく卒業できたな、おい。当時の教授に感謝するばかりだ。
(完全に余談ですが、工業高校を出ていて、プログラムのスキルがある、となると「理数系」と呼ばれがちで、「数学とかめっちゃ得意なんでしょ?」と言われたりすることもあります。でも、プログラミングそのものの技術と、数学や物理が得意かどうかは、まったく別の話なんですよね。僕は数学は超苦手です)
高専では、基本的に、1年生のときはいわゆる普通科で学ぶような、国語、数学、英語……みたいな授業内容が多く(いわゆる高校の一般科で習うやつですね)、年数が進むにつれて、より専門的な知識の授業が増えていく、といったカリキュラムになっています。
僕の学科は「電子情報工学科」という名前で、僕がやりたかったのはもちろん情報系の内容。プログラミングだとか、ネットワークだとか、そういった知識を学びたくて入ったわけで。なんせ、もともとはゲーム作りたくて入学したんだもんな。
今でこそ、当たり前になりましたが、当時はインターネットそのものが黎明期。パソコンを持っている家庭も今のように多くなく、インターネット接続できるとなればなおさら少なかったと思います。それどころか、やっと『Windows』が登場するくらいの時代です。まさしく1995年だから、今の『Windows』の祖先である『Windows95』がやっと出たくらいの年ですね。