IKEAの隣でラクダが売られている!?
日本が準決勝のイラン戦を無事勝利で終えたことで、イランvsカタールを見るために、ここから3日もUAEに滞在する(しかもお酒も飲めないというのに)という第二の危機も阻止。
さらに、試合後に意気投合した浦和サポーターの方が1人で取っていたホテルの部屋に転がり込めることに。もちろん、お金払ってます! 彼とは今も付き合いがあって、コロナ禍の頃には彼が教員をしている中学校にビデオではありますが「夢を叶える」という授業をさせてもらいました。
そんな僕は、彼らが高校を卒業した今もバイトをしているのですが、学生にはちゃんと刺さったのでしょうか?
翌日は、観光地があまりないアルアインで興味があったラクダ市場へ。日本では考えられませんが、広大なIKEAの隣に広大なラクダ市場があります。一頭10万円ほどだというラクダやヒツジやヤギが、木で囲われた柵の中にたくさんいます。
めちゃくちゃかわいいけど、触るとウイルスをもらってしまい帰国できなくなる可能性があるため、写真だけ撮って帰国。近代的な観光地よりも異国感があって面白かったです。
そしてアブダビへ。まずは、もう一方の準決勝UAE対カタールを観戦。この2か国は国交が断絶していて、国民同士が憎しみあっていることが街ゆくUAE人と喋るだけで伝わるほど仲が悪く、かなり壮絶な空気感の試合だったのですが、この試合は過去のコラムで触れたのでいったん割愛。
UAEといえばドバイが有名ですが、首都アブダビも近代的な都市であり、ビル街を少し抜ければ欧米とはまた違った趣の家々が並び、アラビアンな雰囲気もあります。僕の宿もそんなエリアにありました。
1部屋8人が相部屋のドミトリー。ボルネオ島出身のインドネシア人はとても日本通で、昨シーズンはコンサドーレ札幌を中心にJリーグもたくさん見た! と教えてくれました。東南アジアのサッカー好きにとって、Jリーグは自国のスターが行ける、欧州よりは身近な憧れのリーグなんだそう。
アジアカップで日本と対戦したインドネシアのアルハンもヴェルディに所属していましたが、きっと僕たちが子どもの頃にペルージャのヒデ(中田英寿)を応援してたように、インドネシアの選手も応援されていたことでしょう。
さて、ドバイと違って有名な観光地は世界遺産のシェイクザイードモスクくらいのアブダビですが、僕はボールと共にお散歩をしていて、とても素晴らしい発見をしました。
海が、ほぼハワイです!! 観光ガイドには載ってなかったなぁ。うれしい発見。
しかもイスラム圏の国ということもあり、服が脱げないのでビーチに人が少ない!! プライベートハワイ!! 男性ならば露出の少ない格好で海に入れて最高です!! カタールもこういうところあったのでしょうか?
ドーハは港町ということもあるのか、少なくともW杯でこういう写真を投稿している日本人はいませんでしたね。
そして決勝戦でカタールに負けたあとは、現地で数少ないお酒が飲めるバーがあるヒルトンホテルにお邪魔して、先輩サポーターからビールをご馳走になり、ほろ酔いになって帰国しましたとさ。
あのときにご馳走してくれた皆さん、ドーハで祝杯をあげられることを心より祈っております!!