看護師。僧侶。スピリチュアルケア師。二児の母。 東京都中野区生まれ。専修大学法学部を卒業後、法律事務所で働きはじめる。 長男が重度のアレルギー症状をもっていたことをきっかけに、「息子専属の看護師になろう」と決意。 国立病院機構東京病院の看護学校で学び、看護師、看護教員の免許を取得。看護師として病院で働きはじめる。 その後、看護学校で教鞭をとっている頃、カメラマンだった夫のがんが再発。 夫は「がんを積極的に治療しない」という方針をかため、自宅での介護生活をスタート。 最愛の夫を“自然死”で看取ることになるが、 その死にざまがあまりに美しかったことから開眼。 家族と職場に出家を宣言し、高野山真言宗にて修行をつみ僧侶となる。 現役の看護師として勤めるかたわら、非営利一般社団法人「大慈学苑」を設立し、患者本人や家族、医療と介護に関わる多くの人々の心を穏やかにするべく、 院外でのスピリチュアルケアに力を注いでいる。 また、子世代が“親の介護と看取り”について学ぶ「養老指南塾」や、 “在宅での看取りとスピリチュアルケア”について学ぶ「訪問スピリチュアルケア専門講座」を展開しながら、講演会やシンポジウムの開催を行うなど、幅広く活動する。 著書に、『まずは、あなたのコップを満たしましょう』(飛鳥新社)、『死にゆく人の心に寄りそう』(光文社新書)、『困ったら、やめる。迷ったら、離れる。』(大和出版)などがある。