あーりんプロデュースの『浪江女子発組合』に参加

昨年11月にお披露目された福島県双葉郡浪江町の“ご当地アイドル”。それが『浪江女子発組合』(略称・JA浪江)だ。小島はなはこのアイドルグループにも参加している。

ご当地アイドルとはいっても、浪江町在住ではない。

総合プロデューサーはももいろクローバーZの佐々木彩夏(彼女はメンバーも兼任している)。他のメンバーはアメフラっシの4人、そしてB.O.L.Tから内藤るなと高井千帆。つまり、スターダストプラネットに所属しているアイドルたちによって構成されたグループなのである。

とはいえ、主な活動は月に1回、浪江町で開催される「定期大会」と呼ばれるイベント。つい最近まで浪江町以外ではライブパフォーマンスを披露していなかった(3月9日、カルッツかわさきで開催された『高城れにの大感さ祭【だいかんさしゃい】』に出演。ただし、このイベント自体が無観客興行で配信のみだったので、お客さんの前でのパフォーマンスとなると、やはり浪江町限定ということになる)。浪江町に足を運ばないと見ることができない、という意味では究極のご当地アイドルである。

浪江町は9年前の東日本大震災で甚大な被害を受けた。ももクロが浪江町を訪れたときに「私たちになにかできることをやりたい」という話になり、そこから生まれたのがこのグループだ。震災からの復興支援というよりも、「今、浪江町はこうなっていますよ」ということを全国に届けるのが彼女たちの活動の軸となっている。

「行ってみるまでわからなかったんですけど、浪江町のみなさんって、すごくポジティブなんですよ。明るくて前向きなので、いつもお客さんの笑顔を見て、逆に私たちが元気になれるぐらい。私たちがなにかしないといけないんでしょうけど、こっちが学ぶことのほうが多いですね」